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五感を涸らすな
本を読む我々は、
他人の考えた過程を反復的に辿るにすぎない。
外の世界に溢れる情報で自分の時間を埋めていく。
自分を見ないようにするのが現代人。
何か探してた答えが見つかるんじゃないか。
そう思って端から端まで本を熟読しても
結局、内容は全て忘れてしまう。
自分の要領が悪いから。
本の内容が良くないから。
いや、そうではない。
答えは自分の内側にあるのではないか。
でもその答えが何なのか、
言葉で説明できない。
なんとなく答えに近いものがあるけれど
モヤがかかって見えない。
そんな時、旅先でふと目にしたモノに
ハッとさせられたり、
たまたま手に取った本に
モヤを晴らすヒントがあったり。
そう考えると、外のモノは
自分の内側の何かを引き出す
ツール(道具)でしかない気がする。
五感を涸らすな
其れだけ頼ればいいから
学生の時によく聴いていた曲。
歌詞なんて気にしてなかったけど、
今になって自分の内側に入ってきた。