“強敵”と書いて“親友(とも)”と読む
少年漫画などで、こういった表現ありませんか?
“運命”のルビに“さだめ”とか。
みたいな。
今回は飲み会後にそのまま、ありのままを書いているので支離滅裂かもしれませんが、生の感情を綴る所存で書いています。
自分、ちょっとしたした趣味に、美術館の展示を観に行くってのがあります。
今日は名古屋市美術館に行って来ました。
今回の特別展は凄い興味があって、なんなら乗り物酔いをおしてまで他の開催地に観に行こうかと思っていた展示です。
そのきっかけのポスターがこちらの文句。
えっ?見にくい?
駅などのポスターは確か3パターンくらいあったかと思いますが、その中でこの一枚のワードセンスがずば抜けて特にセンスがいいと感じました。
物事を表現するにあたり、不確かな表現、流動的な表現力というものは避けるものかと思います。
しかし、それは事務的、あるいは学術的な話であって、その時代を生きる者に向ける表現というのは違うんじゃないかな。
それは、そう、広告なんかがそうです。
アピールするのは数ヶ月間。
翌月にはまた別の新たなキャッチコピーが求められる。
その中で、
絵画史上、最強の美少女(センター)
このインパクトはでかかった。
センターがもつ意味というのは、一般的には中央や中心という意味で、それが転じてスポーツなどのポジションなどに使われるようになった語であります。
しかし昨今の集団アイドルの台頭によって、その集団の中の中心にいる。つまりは一番人気のある可愛い子。という意味が新たにセンターという言葉に宿っています。
美術館という堅いイメージあるところが、こんな表現使うのか!、というギャップもあるにせよ、この姿勢は自体評価出来るものとして感じたので展示を観たい!!と思いました。
幸い名古屋にきてくれるというので、無駄な酔いなく観ることが出来ました。
展示内容は破格な内容で
モネ、マネ、ドガ、カナレット、ゴーギャン、ピカソ、ドラクロワ、セザンヌ、ゴッホ、そしてルノワールと物凄い展示内容でした。
1,500円の入館料でしたが、もっとつり上げてもいいように思えます。
今思うと、この時間は自分の人生において価値ある時間だったと思えます。
さて、展示をみて、堪能していきますが大体の自分の傾向というものが分かります。
エジプト、インド系は好き、中国、日本系はあんまりとか。まぁ今回は印象派などが主なのでそれらはありませんが。
なんとなく自分の傾向わかってきたつもりでしたが、以外に自国に食指伸びないもんだなぁと思います。
そんな中待望の、ルノワール作『可愛いイレーヌ』の登場です。(下は街頭広告より)
今まで、ポスター、広告などで何回も見てきたものです。
知っているといえば知っていました。
しかし、これは違った。
展示の流れでは左側から順に見ていく流れでしたが、左側から見る、中央から見る、右側から見るという流れで印象が全然違う。
ポスターとは違う透明感が本物にはある。
正直、ポスターのキャッチコピーには共感こそすれ、ポスターの少女をセンターとは思っていませんでしたが実物見たらかわりました。
まごうことなきセンターです。
これまでも駅構内やWebで見かけたこの絵。
実物は服や髪、表情まで。全部透き通るような質感です。
しかも見る角度によって表情がかわるような感覚。ずっと見ていられる絵でした。
他にも色々名画がありましたが、全部この『可愛いイレーヌ』に持っていかれた感じです。
もうすぐ展示終わりますが、見れた幸運を文に書き留めておきます。