萌ゆる街並み
夕日で萌ゆる街並みの
少年は一分一秒を生きている
もう少しだけ、
あともう少し、
迫りくる時間に抗い一生懸命時をすごす
淡いオレンジ色の記憶
あの夕日にいったいいつからあっていないだろうか
また会えるのかさえもわからない。
掬い上げた手からこぼれ落ちて
失うものなのだろう、きっと
戻れないよ
戻らないよ
ブラインド越しの
夕日で萌ゆる街並み
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俗に言われる社会人というものになった今、子供時代のことを振り返る扉のひとつに夕日がある。
少年のころは身の回りのすべてが初めてに溢れていて毎日が冒険だったことを覚えている。
当時の感性というものを忘れてしまったつもりではないが、思い出せないことに嫌気がさしている今日を見つけてしまって、吐き出さずにはいられなくなってしまいました。
2000年生まれの23歳男です。
たまに思い立ったことを文章に書き殴ってしまうのでここにて成仏させてもらおうかな。