インナーゲームってこんな簡単なこと
これもインナーゲームの記事です。
9月6日(金)ガラッとチェンジマンというTV番組を見ていて、これはインナーゲームの解説に役立つと。
出演されたのは、バトミントン潮田さんとお笑い芸人の津田さんのお二人で、それぞれ口癖があると指摘されるところから始まります。
潮田さんは、『やっぱり』。
津田さんは、『正直』。
本人たちは気づいていないけれど、意識せずに会話のなかで、頻繁にこの言葉を使っていました。
指摘された後も使ってしまうぐらいですから。
TVではその後、口癖を減らすように努力していくんですが、インナーゲームなら簡単です。
インナーゲーム的なやりかたはシンプルで、口癖を治したいという目標をもち、どれぐらい口癖を言っているのか意識する。
これがインナーゲームのやりかたです。
みなさんが思う努力は、なんとか口癖を減らそうと頑張ること、だと思います。
なんとかして口癖を減らそうとしたり。
口癖を減らす方法を試したり。
でも、よく考えて欲しいのですが、口癖を言っていることに気づいて、それを減らしたいと思って、どれだけ口癖を言っているのか意識すれば、勝手に口癖は減ると思いませんか?
今までは、そんなこと全く思っていなかったんです。
だから、口癖が減ることはありませんでした。
でも、いまは口癖を減らしたいと思っています。
そして、口癖についても意識している。
それだけで、口癖は減るはずです。
すべては消えなくても、確実に減るはずです。
なのに、この口癖をなんとかしようとする、これをインナーゲームでは自己妨害といいます。
つまり、意識すれば勝手に減っていたのに、それを自分で邪魔しているってこと。
口癖を減らそうと努力し始めると、いろいろなことが目につくようになります。
・また私は口癖を言っている。
・全然減っていない
・こんなんじゃダメだ。
ってね。
じゃあ、自分にダメ出ししているとき、意識は何に向いているでしょうか?
自分の口癖に対してなのか、ダメな自分自身なのか。
すると、口癖を意識していた時は減っていたのに、自分の内側(セルフ1)の妨害によって、意識が別なものに向けられてしまいます。
目的を見失います。
・口癖を減らすことなのか。
・口癖を減らそうと頑張ることなのか。
インナーゲームの基本的な考えは、『意識すれば治る』です。
意識することは、何かしようと頑張ることではありません。
ただ、それに対して注意を向けるだけです。
今回で言えば、どれだけ私は口癖を言っているのか、気にするだけ。
頑張りすぎっていうのは、その口癖を減らそうとすること。
インナーゲームは、それでは上手くいかないよって教えてくれます。
頑張ってどうにかしようとすると、できていないことに気が向いちゃうでしょ。
まだ私はこんなにもできていないって。
それって、口癖を減らしたいという気持ちを下げてしまいます。
また、頑張ることって疲れるでしょ。
人間はシンプルに、楽しいことはやりたいし、不快なことは続けたくないものだと思っています。
頑張ることって、自分の目的・目標に対する気持ちを、下げてしまう危険があります。
でも、インナーゲームって減らそうと頑張らずに、意識するだけです。
意識するだけですから、疲れませんし、不快にもなりません。
自分の気持ちを下げることもありません。
だったら減るに決まっています。
インナーゲームってこんな単純なことなんです。
意識すれば治るを信じられないと、意識して何かしようとしてしまいます。
だから、自己信頼が大事なんです。
自己信頼がないと、本当は変化が起きているのにそれが信じられず、なんとかしようとしてしまう。
意識の努力を、違う努力をしてしまう。
それが、自分本来の能力セルフ2を妨害する。
インナーゲームって、たぶんこれぐらいシンプルな話。
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