これからのこと(13,000kmの遠距離を終えるための28時間の空の旅)
いま飛行機の中でnoteを書いている。
成田からまずはシンガポールに向かい、そこからケープタウンへ向かう。
シンガポールまでは約6時間で、あと2時間くらいで到着する。layoverがあって、ケープタウンまで約14時間のフライト。
長いけど、飛行機の中で色んなことを考える時間が好き。
この前は2月にケープタウンへ行った。
初めて行く経由地のフランクフルト空港は冬で寒くて、なんかノスタルジックだった。
発着時、ちょうど夜で、飛行機の窓から見える街があったかくて、柔らかい小さなたくさんの明かりで照らされていて、とてもきれいでかわいかった。上空から、その街に住むあったかい家族が想像できた。暖炉があって、みんなで夕飯を囲んでいるのか。
冬のヨーロッパ、なんか素敵。
ドイツは、夫が大学生のときに留学で滞在していた。私はヨーロッパにはパリにしか行ったことがなくて、夫は滞在していた時にいろんな都市を周ったみたいで、いつか降りて一緒に巡ってみたい。
どこに住んでて、どこの大学に行ってて、どこのカフェやレストランに行ってたのかとか。
どんな時間を送っていたのだろう。
私はアメリカに行ったことが多くて夫は少ないから、アメリカにも一緒に行きたい。特に西海岸。カフェ好きな夫が好きそうなカフェに行きたい。あと、LAからroadtripしてまたArizonaに行きたい。一緒にモニュメントバレーに行きたい。もちろん、私が運転して、彼は助手席で。
いままで夫と撮った写真を見て、これまでの思い出を思い出して、もうすぐ会える嬉しさと、ふと油断すると涙が出てくる。
会えない寂しさ、物理的にとなりにいない寂しさは、普段の生活ではあまり感じないほどいつも連絡を取り合っているからそんなに泣いたりはいまはしないけれど、こうして時間があるときや、特にもうすぐ会える時とお見送りの時は、涙が止まらないほど出てくる。
普段、無意識のうちに我慢しているせいなのか。
でもこの感情も、もうすぐ味わう機会がなくなる。
私が夫に出会ったときには、すでにケープタウンの海外赴任が決まっていた。
巡り合わせ、タイミング、大きな決断があって、いま私は夫がいるケープタウンに向かっている。
ここまでスピードはあったけど、もちろんケンカもするし、もうダメかもとなったときもあった。
前回はオミクロンで渡航予定が延期になり、会えない悲しみで辛かった。
でも、お互いを信じて、ここまで来れた。
夫と私だからできること。
夫と私だから、日本じゃなくてもつながっている。
離れていてもなんとかなってたけど、
でも、やっぱり家族は一緒にいたほうがいいね。
物理的に一緒にいて、同じ時間を、当たり前の生活を、たまに旅行に行ったりもしたい。
いままで出来なかったことをしたい。
あともうちょっと。
今回の経由地のチャンギ国際空港は、何回か行っている空港。でも仕事でしか行ってないからこうしてプライベートで行くのは初めて。前職ではシンガポール出張は緊張する場所だったから、あまり記憶がない。
今回は乗り継ぎだけだけど、layoverが8時間あるから色々見て回りたい。
めちゃくちゃ広いから、全部歩いてみようと思う。
すぐに会える距離だったら、こうして色んな場所に行ける機会もなかっただろうし、だからこれも経験になるから感謝。
もうすぐ13,000kmの遠距離が終わり、
7時間の時差もなくなり、
私たちの新しい生活がはじまる。
本当に楽しみ。
いつもありがとう。
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