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これまでのこと(もう1つの夢を追いかける⑤)


<前回の記事の最後の文章>

ニューヨークでのヨガ留学後にずっと探していた何かは、自分を次のステップへ導いてくれるものだった。

…………………

YOGA JAPANでJuriさんの「チャクラ」をテーマにしたクラスを受けたときに自然と出てきた涙は、

「次のあなたのヨガの先生は、この方だよ。」

と神様が教えてくれていたのかもしれない。
私はそう思っている。
「これまでのこと(もう1つの夢を追いかける④)」


ヨガを教える側の扉を開ける

タイミングが合って、2019年11月にIGNITE YOGAで2days Workshopを受けた。そして、2020年1月には3days Workshopを受けた。

それまでは、M先生のヨガスタジオを主軸にしながら色んなスタジオや先生のクラスを受けに行っていたけれど、IGNITE YOGAに出会ってからは色んなスタジオに行かなくなり、自然とIGNITEに絞られていった。

その時の自分に必要な場所を見つけた感覚があった。

そして、Workshopを受けている中で気づいたのだが、この2days+3days Workshopを受けることで、IGNITE YOGAのインストラクターになれるチャンスがあるというものだった。
オーディションが待っていた。


ニューヨークのときと同じように、純粋にヨガを学びたくて参加した私は、参加している他の方たちの自己紹介や休憩中の会話の中で、「みんな既にインストラクター、もしくはIGNITEのインストラクターになりたくて来ているんだ・・」と参加した後に気づいた。

だから2days、3days Workshopそれぞれで最終的にはみんなの前でクラスをするという課題があった。


この頃、ヨガの学びの目的の中に「ヨガを教えてみる」もしくは「ヨガのインストラクターになりたい」というのは、当時の私の中には1mmも要素として存在していなかった。



純粋に「ヨガをもっと学びたい。生徒として。」
それだけだった。



何かに挑戦するときは、私はわりと無知のままのほうが良いと思っている。
何も心配せずに、何も不安に思わずに、純粋なただの好奇心と勢いだけで飛び込めるから。


この時も、そんなかんじだった。
そういうメニューで組まれているWorkshopだから、とりあえず流れに身を任せた。



はじめてヨガのインストラクション

「ヨガのインストラクターをする」ということを、ここで初めて経験した。2daysはほんの少しだったけど、3daysではIGNITE YOGAの一番ベーシックなシークエンスを覚えて、実際にみんなの前でクラスをすることになる。

ヨガインストラクターになる人あるあるかもしれないけれど、インストラクター側のヨガマットの上に立つと、本当に何もできない自分にびっくりした。左足、右足すら、どっちがどっちか分からなくなる。吸って、吐いても。今まで何千回もやっている太陽礼拝でさえ順番が分からなくなる。
そして、いつものマット側に戻って動くと、普通に動ける。


なぜインストラクター側のマットの上に立つと全部分からなくなるんだろう・・・
最初は本当にそんなかんじだった。生徒側のマットとインストラクター側のマットとの間に、見えない大きな壁があるように感じた。



正直、めちゃくちゃ難しかった。


ヨガインストラクターとしての扉を少し開けても、その後、私の中で「ヨガを教えたい!インストラクターになりたい!」という気持ちは大きくならなかった。だから、オーディションもエントリーしなかった。



自分のペースがある。
まだマットの向こう側には行けないし、行かない。



正直にそう思った。
インストラクター側から見る世界がどんなものなのかの一番最初のほんのちょっとだけ見た、というようなかんじで終えた。




Who are you?

2days Workshopのメインは、ヨガを通して「自分を知っていく」ためのワークをする。

自分の価値観は?
自分らしさとは?
自分はどういう人間なのか?

など、普段生きている中ではがっつり時間を取って考えないようなことをみんなで見つけていく。


本音で話すから、涙を流す人もいた。
「人は自分の内側にある本当の心に触れたとき、自然に涙が出るって聞いたよ。」と、地元が一緒のマインドフルネスやコーチングを仕事にしている友達に会ったときに聞いた。


この2days Workshopで人生が変わった人もいるとよく聞く。自己探求や自己啓発系のセミナーやworkshopは今まで受けてきたことはあるけれど、ここまで心が揺さぶられて、たった2日間なのに人生が大きく変わるきっかけとなるものは、他にないと思う。

それは、ただ集まって話をするだけではなく、ヨガをして身体と心も動かして、「しっかり自分とつながって」からworkをしていくからだと思う。



いま、ここに自分が存在している感覚を感じながら、自分の中心とつながっていく。
いま何を感じているのか、どういう気持ちなのか、一つ一つの動きの中で自分を知っていく。
それがヨガだと思っている。



Juriさんがよく言う。
「How do you feel right now?」



いま振り返りながら書いていると、やっぱりIGNITE YOGAに出会ってworkshopを受けてから、自分の中の「ヨガ」というものがもっと深く開拓されていったかんじがする。

workshopは定期的に開催されているので、気になる人はぜひ参加してみてほしい。
あなたの人生が大きく変わるかもしれない。


3days workshopにて。


この写真の中で仲の良い仲間の中には、workshop後にIGNITE YOGAのインストラクターになるために上京することを決めた子や、IGNITE YOGAのインストラクターになってから自分がさらに開拓されていって、インストラクターを卒業してカナダに行って新しい生活を送っている子もいる。


このworkshopはただのヨガのインストラクターになるための入口だったんじゃなくて、自分の人生が大きく変わるような入り口だった。



つづく。


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