2022年1月
今月のエンタメ月報的な何かです。
📕「時をかけるゆとり」「風と共にゆとりぬ」/朝井リョウ
朝井リョウさんのエッセイ。本当に面白すぎて読みながら声出して笑った。こんなにエッセイが面白い作家さんだって知らなかったのでかなり衝撃的な出会いでした。眼科医の話がめちゃめちゃ好き。次は影響を受けたというさくらももこさんのエッセイも読んでみたい。
これはかなりおすすめなので、次に実家帰るときには読書好きの母と妹にも貸してみよう。
📕「武道館」/朝井リョウ
朝井リョウ強化月間ですね。武道館を目指す女性アイドルの話。アイドルの話は個人的に必修科目なのでずっと読みたかったんだけどやっと読めてよかった。
📽「Don't Look Up」
Netflixオリジナル作品。シンプルにめちゃめちゃ面白かった〜。これはどんな人にも勧められる作品。ティモシーシャラメが贅沢な出演の仕方をしていて最高…!
📽「HOUSE OF GUCCI」
恥ずかしながらかつてGUCCIが一族経営だったとは知らなかった。こういう映画見ると、どの時代のどんな国にも同じような出来事は起きるんだなあと思う。良くも悪くも。
📽「街の上で」
若葉竜也さんは最高ですね…。今泉監督の作品はやっぱりずっと好き。
📻TBSラジオ「空気階段の踊り場」
ラジオクラウドで初回から追い続けること約4ヶ月(私が空気階段に転げ落ちた記録はこちら)、ついに最新回まで追いついた…!いや〜〜楽しい4ヶ月だった!そしてその熱のまま踊り場グッズもポチりました、サイコゥスウェットのホワイトとMissing Teethのスマホリング。早く届かないかな〜。
ちなみに職場で仲良いお笑い好きの男の先輩に「ラジオクラウドで空気階段のラジオ240回まで聴き終わったんですよ!つまり200時間くらい空気階段のトークを浴びたんですよ私ってやっぱ頭おかしいですよね〜笑」って報告したら、割と本気で「こいつマジで頭おかしいんだな」みたいな反応されて笑った。オタクの初期衝動は時に本当に非オタを圧倒しすぎる。あるある。
📀空気階段単独ライブ anna
人生で初めてお笑いのDVDを購入。物凄かった。とんでもないものを見た。確実に私の人生を変える出会いだと思う。
単体でめちゃくちゃ笑ったネタは「SD」と「銀次郎24」という、どっちもガッツリ下ネタなんだけど(笑)、空気階段の下ネタは(私個人としては)本当に不快な気分にならない。それがすごく好き。この絶妙な塩梅にものすごく2人の知性と品を感じてしまうし、だから好きなんだなあと思う。
あと「間」の書き込み方がものすごく好み。単純に笑える言動だけをするのではなくて、発言や行動が突飛にならないように、その前後の行動を描いたり、言葉はなくとも表情や沈黙で心情が読み取れる演技をする。登場人物はどの人もかなり変わり者なんだけど、でも「この人絶対この世界のどこかで生きてるんだろうな」と思わせる何かがある。私は映画もドラマもそういうふうに思える作品が大好きなので、これが私が空気階段に取り憑かれた所以なのだなと思う。あとあと、言葉選びのセンスがたまらなく好きだし、コントの題材になるものも「目の付け所がすごい!」ってものばっかり。銀次郎24の発電の方法もそうだし、最近の踊り場でアツいテーマ「鍋のシメ専門店」の話とか。ちょっと考え方を変えたら本当にそういうニッチ市場が生まれるのでは!?!?っていう、そういうセンスも好きです(ここまでオタクの早口で一息)。
で、ラストの「anna」は本当に堪らなかった…。きっと私も好きなラジオ番組が最終回を迎える時はこんな気持ちになるのだろうなあ、と、経験したこともない気持ちをまるで最初から知っているような感覚に陥らせる、優しい没入感。勇気ラジオの最終回でチャールズが「この1時3時ではもう会えないけど夢の中でも会えたらいい」と言った時に、あ〜ここで銀杏の「夢で逢えたら」かなあ、と思ったら本当にイントロが流れて私はそこでマジ泣きしました。ラストの提供のオチからクレジットで流れるハイロウズの「日曜日よりの使者」まで何もかも完璧。
私はこのコントを見て「あーまた人生の支えになる作品に出会ってしまった」と思った。心の中にあるだけで、ちょっと思い出すだけで、穏やかな気持ちになったり「支えられてる」と思えるような、一生をかけて大事にしたい作品。この年でまだそんな出会いがあるなんて思ってもみなかったな〜〜〜〜!嬉しい!
来月も健康に生きるぞー。