GCE で Wowza Streaming Server をつくる① GCE起動編
Wowza Streaming Engine(WSE)のライセンス等は既に取得済みとして進める。
この記事では、WSEのOSイメージを作成し、GCEのイメージとして登録し、
ファイアーウォールのルールを設定し疎通できるようにし、GPUアクセラレーション前提でGCEを作成する。
WSEのOSイメージを作成する
GCPでホストされているWSEのバージョン4.7.6を使用する。OSイメージ名はwowza-476とする。
PROJECT_ID={個別入力}
IMAGE=wowza-476
IMAGE_URI="http://storage.googleapis.com/wowzamediasystems/wse/WowzaStreamingEngine-4.7.6-byol-20180809.image.tar.gz"
gcloud compute images create $IMAGE --project=$PROJECT_ID --source-uri=$IMAGE_URI
これでGCEのOSイメージとしてwowza-476が使えるようになる。
ファイアーウォールのルールを作成する
WSEのRTMPプロトコルとWSE Manager(管理画面)のAPIアクセスを有効にするために、ファイアウォールルールを作成する。tcp:554,tcp:1935,tcp:8084-8089を通すために追加する。
PROJECT_ID={個別入力}
RULE=wowza
TCP_STREAMING="tcp:554,tcp:1935,tcp:8084-8089"
gcloud compute firewall-rules create $RULE --allow=$TCP_STREAMING --project=$PROJECT_ID
GCE作成
GPUアクセラレーションを行いたいので、GPUタイプのマシンを選択する。東京リージョンでは使えないので、台湾リージョンのものを使う。
リージョン
asia-east1
マシンタイプ
n1-standard-8
マシンタイプGPU
NVIDIA Tesla K80
カスタムイメージ
wowza-476
カスタムメタデータ
WZA_serverLicenseKey : {ライセンススキー}
WZA_managerUsername : {管理画面ログイン名}
WZA_managerPassword : {管理画面ログインパス}
ネットワークタグ
wowza
これで、GCEでWowzaStreamingEngine サーバーを構築完了。