【旅日記】深夜、ホテルの廊下で騒ぐ人

仕事で京都に行き、ホテルに泊まりました。
最近よくある、何から何までセルフ化されたホテルで、
部屋もデジタルキーで暗証番号を入れるタイプでした。
スタッフは少なくとも1人常駐しているようですが、
フロントが無人なことも多く、
要するに合理化して人件費を削減しているのでしょう。

とはいえ、新しめのホテルで客室もキレイ。
浴室はバスタブもあるし、アメニティも最低限はそろっていて、
不便はありません。

翌朝はゆっくりめの仕事だったので、
夕食後に風呂に入り、くつろいで、
そろそろ寝ようかなと思っていた深夜1時半。
廊下が何やらうるさい。

遅くまで飲んで帰ってきた観光客が、
廊下でしゃべっているのかな?と思いました。
しかし5分、10分経ってもうるさいのです。

そこでやっと気づいたのですが、部屋に電話がありません。
普通のホテルならスタッフに連絡できますが、
おそらくここは廊下かフロントにある受話器で呼び出すスタイル。
ただし、緊急連絡先の電話番号は部屋の説明に書いてありました。
うーん、何事かわからないし。緊急というほどではないし。

とりあえず、様子をうかがうことにして、
ドアを開けて、廊下を見ました。

すると、外国人の宿泊者が、廊下を行ったり来たりしながら、
大声で電話をしていました。
かなりの声量で、ほかの部屋で寝ている人もうるさいだろうに。

ちょっと迷いましたが、すぐにドアを閉じて逃げられるし。
思い切って「すみませーん!」と大声で呼びとめ、
こっちを向いたので「シー!」とジェスチャーをしました。

すると、しゃべっていた男性は「ハッ!」という顔をして
「ソーリー!」と謝ってきました。

アジアか中東の血が少し入っている感じの浅黒い肌の、
でも欧米系の男性でした。

なんだ、ちゃんと謝れる人じゃん!
ホッとしました。
男性は自室に入ったようで、それからは静かになりました。

素直に謝れるタイプの人なのに、
なんで深夜にホテルの廊下で大声でしゃべって
迷惑だって、わかんないんだろう?
謎だ、謎すぎる。
でも世の中にはそういう人もいるのですね。

おそらく日本人だったら、
そんなことをする人は少なそうですが…。
日本人で深夜の廊下で平気で騒ぐタイプは、
そうとう酒に酔っているか、よほどヤバい人間な気がします。
注意なんてしたらトラブルになりそうです。

京都は新しいミニホテルや民泊が増えていそうだけど、
文化の違いもあって、注意点を掲示していても見ない人、
言われないと気が付かない人というのもたくさんいそうですね。

緊急事態やトラブルでなくて幸いだったけど、
「これは受け入れる側はたいへんだな」と色々考えてしまった深夜でした。


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nora-inu
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