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必見!!「だまし」を使ったスキャルピング手法

こんにちは,今回は「だまし」を使ったスキャルピング手法についてお話ししようと思います.

だましとは,テクニカル分析でシグナルが出ているにも関わらず,それとは逆方向にチャートが動いてしまう現象を言い,多くのトレーダーを苦しめている1番の原因です.

FXに限らず,投資の世界では,この「だまし」に上手く付き合っていく必要があります.

もちろん,トレードを控えるというのも1つの手ですが,それでは投資で稼いでいくことはほぼ不可能です.


では,どうするべきなのでしょうか...


その答えは「だまし」を逆に利用して利益を得る,です.

では,以下のチャートをもとに話を進めていきます.

これは,2019/6/28(金)のユーロドル1分足チャートです.

ある程度上昇しているのが分かると思います.

そして,1.13710のラインに到達すると,そこで一旦上昇は止まり,上限が1.13710,下限が1.13667のレンジを形成しました.

ここで,レンジをよく見てみると,高値を更新できていないことが分かります.

その後,レンジの下限を下に少し抜けました.(紫の円)

ここで,私ならまず,ショートエントリーを考えます.

理由としては,ある程度の上昇後にレンジを形成,そして下抜けといくつかの下降シグナルが出ているからです.

さらに,この上昇後にロングエントリーするのは,「底で買い,天井で売る」という投資理念に反しています.

しかし,結果として10pipsほど上昇しました.

これが「だまし」の典型的な形です.

もし,先程の場面でショートでエントリーしていれば,すぐに損切りを行う羽目になっていたでしょう.

では,なぜ上昇したのか...

まず,上昇前の下限付近の陰線を見てください.

下抜けはしたものの,しっかりと下ひげを付けているのが分かると思います.(売り圧力があまり強くないことが分かります.)

そして,ここで何より重要な考え方は,買い方の圧力が強いためにそこまで上昇してきた,という事実です.

さらに,その後の陽線を見てもらえれば分かるのですが,ある程度大きな陽線が出ています.

もちろん,レンジを上にしっかり抜けているところを狙ってもいいのですが,それではスプレッド分も合わせても6pipsほどしか利益がありません.

そのため,先程の陰線や陽線の形,それまでの状況等を加味して,レンジ内でエントリーするのが良いと思います.

決済ポイントとしては,レンジ幅の倍幅とった,黄色の点線ラインですが,買いの勢いが強かったため少し上に走っています.

しかし,目標のラインを上に抜けたからと言ってホールドするのは危険です.

今回も上に走った後大きな陰線を付けてなかなか買いが入っていない状態になっています.

そのため,自分で設定した目標をしっかり守り,情に揺さぶられることのないようトレードをする必要があります.


個人的にこのパターンはかなり頻繁に起きているように感じます.

今回のようにレンジを下抜けるような動きを見せているとロングでのエントリー判断が難しくなりますが,下抜けが起こらないのであれば,仮に高値を更新できていないとしても以上のような判断基準でエントリーしやすくなると思います.

「だまし」に合わないために,そして「だまし」を利益に換えるためにこの手法を参考にしていただければ幸いです.



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