大きな下落後でもショートで勝負できる根拠と手法(エントリーから決済まで)
こんにちは,今回は大きな下落があった後でもショートでエントリーしても良い場合について実際の画像を使用しながら説明していこうと思います.
私なりに手法をまとめてみました.お知らせもあるのでぜひ,最後まで見てみてください.
皆さんは大きな下落や上昇が起こった後は,どのようにトレードしますか?
多くの人は「逆張りをする」または「トレードしない」と答えます.
私も特に何の根拠もなく大きな上昇や下落が起こった後は,逆張りをします.
仮に根拠のある動きだったとしても,その後,その方向にエントリーするのは躊躇しますよね.
だって,FXのみならず,投資の世界では「底で買って,天井で売る」が基本ですから...
しかし,例外が存在します.
それが以下に示すパターンです.
これは2019/5/31の日本時間19:30頃の1分足チャートです.
まずは108.750付近で反発しているローソク足(画面左側)に注目してください.
ここで一旦,買いが入っています.
この価格帯というのは,1時間足チャートで見てもらえば分かるのですが,売りがかなり入った後の安値です.
これがその画面です.
大きな下落後,108.750円で反発し,レンジを形成していたのでそろそろ押し目になるかもしれない,と反発時にはそう考えていました.
しかし,結果的には下落しました.
この根拠の1つに,まず4時間足チャートで本格的な上昇を形成してきた発端となる陽線の安値が107.771円付近に存在していることが考えられます.(以下の画面参照)
よって,このラインまでは売り方も頑張って売ってくる可能性があると推測できます.
では,1分足チャートに戻りましょう.
これは先程の1分足チャートと同じものです.
繰り返しますが,108.750付近で反発し,直近の高値を若干超えたところで大きな売り(殺し売り)が入っています.
話が少し脱線しますが,ドル円って「小さく買われて大きく売られる」場合が多いような気がするのですが皆さんはどう思われますか?
そのため,殺し売りが入ったからと言ってすぐに売りでエントリーするのはNGです.
また,それとは逆に大きな下落後,直近の高値を更新したからと言ってロングでエントリーするのもこれまたNGです.
直近の高値を更新したと言っても今回の場合,わずか数pipsですぐに上ひげを付けて売られているのですから,まだ分かりません.
よってこの場合,「直近の高値と同じところで再び売りが入った」と捉えるほうが良いでしょう.
では話を戻します.
反発後,直近の高値と同じところで大きな売りが入りました.(1つ目の丸印)
そして2度目に,トレンドライン上で再び買いが入っています.
ここで,圧力を読み取る力が必要となります.詳しくは⇒https://note.mu/yuuu_abyss214/n/n245fa51861fe
このライン上での買いは,直近の売りに比べて勢い(圧力)が弱い,と実際の動く画面を見なくても分かります.
実際のトレード画面でも,なかなか買いが伸びず,何とか上げてきたという感じでした.
しかし,先程の高値を超えることができないどころか,そのラインに到達すらできていません.(2つ目の丸印)
しかも,大きな下ひげを付けていて,買いもほとんど入ってきませんでした.
よって殺し売りが入る前に,ショートでエントリーしました.
エントリー根拠をまとめると,
1.直近の高値からの殺し売り(1つ目の円)
2.直近の高値の非更新
3.買い圧力の低下
となります.
これによって,トレンドブレイクを確認する前にエントリーすることに成功しました.
では続いて決済ポイントの設定です.
まずはトレンドラインや直近の安値を意識すべきですが,根拠も揃っていて売りの圧力もかなり強かったので今回はこの2つのポイントは無視しても問題ないです.
そして重要なのが次の2つのポイントです.
画面の1番の矢印に注目してください.
これは,黄色の丸印を起点に上昇の幅分,下にも矢印を引いたものです.
そしてそのポイントにラインを引いています.(赤の点線)
では,なぜこの高値から上昇の倍幅とったところが決済ポイントになるのか,ですが,理由は単純で,買ってきた人たちの損切り+新規の売りが入ってその人たちが最初に意識するラインだからです.
それに加えて,そのラインまで下がったらもう1度買いを考えている人も多いからです.
結果,見事に反発しています.
また,2の矢印も同様です.
仮に先程の赤の点線を超えたら次は黄色の点線を決済ポイントにするつもりでしたが,1度目の反発でびびってしまい,利確しました.
最終的にはその黄色の点線まで下がってしまいました...
付け足しで,108.790も強い買いが入っているところなので意識しておいたほうがいいかもしれません.
最終的には108.272くらいまで下がって,今週の市場は終了しました.
これで大きな下落後のショートエントリーの根拠と手法についてのお話は以上です.
ラインの引き方は至って単純で,誰でもFXを数か月やればすぐに身に付くものだと思います.
重要なのは「どこが意識されるポイントなのかをあらかじめ推測すること」です.
これはエントリーにも決済にも必ず役立つ手法です.
参考にしてもらえれば幸いです.
お知らせ
この記事は私の手法をまとめたもので,もしかすると有料化するかもしれません.
また,今後は有料の記事を少しずつ書いていくつもりです.
コメント欄に質問や感想等を書いていただければ状況に応じて答えさせていただきますので,宜しくお願い致します。