見出し画像

別れ話と同じくらい、切り出しづらい。

年末辺りから絶賛悩んでいることがある。
いや、もしかしたらだいぶ早い段階から悩んでいたのかもしれない。

でも。。このくらい。。
いや、でもな。
とモヤモヤして、それを打ち消して、また考えるとモヤモヤして、の繰り返し。

まるで別れ話を切り出そうとしている時のようだ。

あのデート楽しかったな、、
こういうところ好きやったな、、
でも気になるところがある。一緒に居るのがしんどい気がする。
好き、じゃなくなったのかもしれない。

モヤモヤしたまま、でも突き放せないまま、ちょっと苦い顔をして一緒にいる。
振られるのもショックだけど振るのも苦手だ。
逆に得意な人などいるのだろうか。


ーーー


仕事のことでずっと悩んでいる。
気になるところがいくつかあるのだ。

出産後、長らく専業主婦をしていたわたしはかなり久しぶりの仕事だった。
それはクリニックの受付なのだが、ここは受付の仕事範囲が広く多岐に渡る。
暇よりも忙しい方が好きなので(時間が経つのが遅いより、早い方が良い)ちょうど良いと思った。
「お仕事スイッチ」が抜けていた専業主婦のわたしを拾ってくれたことには感謝している。

では何が気になるのかというと、休みづらい、ということ。

仕事なので簡単に休んではならないことは分かっている。
産後ほわほわ脳になってしまったが、いうても昭和生まれ。
少々の熱が出ても学校や仕事へ行っていた世代。そんな簡単に休もうとは思わない。

しかし、子供が熱を出した時はそうはいかない。
面接では「お休みするときは代わりの人を見つけてください」「ご本人の体調不良や、お子さんのご病気の時は1〜2日ほどでしたらやむを得ません」という話をしていた。

しかしいざ現場へ出てみると、誰も休んでいないのだ。
誰も休まない、そのため誰も代わりに出勤したりしていない。
受付スタッフ6人のうちシフトに入っているのは5人。その内社員が3人で毎日出勤している。つまり残る3人のバイトの内1人しか休日の人がいないため、もしわたしがお休みしたければその1人に連絡をし、代わってもらう必要がある。
「誰か代わっていただける人はいますか?」ではない。その人個人に向けてお願いしなくてはならない。子供の発熱なんていつも急だし、週に一度のせっかくのお休みを突然に返上させてしまうなんて申し訳なさすぎる。
皆はどうやりくりしているのか聞いてみると
「自分が多少熱があっても出勤している」「子供は祖父母に見てもらう」「子どもが病院へ行く必要があれば、ここに来て先生に診てもらっている(家が近いため)」とのこと。
受付スタッフのお子さんたちは皆、うちよりも5歳以上上の子ばかり。


まだ仕事を始めて一週間くらいのこと。
次男が日曜日の夜に高熱(40℃)を出して、月曜日にお休みをしたいと連絡をした。
すると「誰か代わりの人を見つけてください」とのお返事。
まだ誰の連絡先も知らなかったので、それを伝えると「今回はお休みしても大丈夫ですが、次は代わりを見つけてくださいね」とのこと。

そしてまた別の日、次男が発熱し(2ヶ月に一度くらい熱を出す。。)
38℃だったが嘔吐などはなかったので「ごめんね」と仕事へ向かった。
その日の仕事を終えたタイミングで事情を話し、終わったので帰っても大丈夫ですか?と聞くと、先生の右腕の看護師長さんに「先生からのお話があるからちょっと待って」と言われた。
全体周知の必要がある時は、診療時間後にスタッフを集めてミーティングをする。その日も20分くらいの時間を使ったがそんなに大事な内容ではなかった。(郵便物がどうとか、、緊急ではないやつ。)

ここは先生が「絶対」のクリニック。そりゃ先生あってのものなので当たり前ではあるのだが。
休んではいけないというのも理解はしている。
でも、なんというか、優しくない、と思った。

年末に歯医者へ行ったとき「スタッフが発熱で何人も休んでいるので、ちょっとお待たせしてしまうかもしれません」と言われた。
ここは発熱したら休んで良いのか、、と思った。
うちとは違う。
うちは融通が効かないところなのだと愕然とした。



気になる点はもう一つ。
わたしは先生がどうも好きになれない。
普段から言い方はきついのでそれもちょっと嫌なのだが、仕事を始めて一ヶ月くらい経った頃。とんでもない光景を見てしまった。
先生が看護師長さんにものすごい怒り方をしていたのだ。
ここにはとても書けないくらいの内容で、めちゃくちゃ引いてしまった。(あまりにひどすぎて怒りすら覚えた)

どうやら年に2回ほどそうなってしまう事があるらしく、他のスタッフは「あぁ。。来てしまったか。。」と言う感じだった。
あれね、、ひどいよなぁ、、と皆とても嫌そうにしていた。
わたしはあの光景を見て完全に、この人(先生)嫌いや、、と思ってしまった。
この職場のトップであるが、とても尊敬などできるわけがない。
しかしわたしはこの人からお給料をもらっている。
ここのクリニックは、一番は患者さんのためではある(と思いたい)けれど、この人がスムーズに仕事をするためにみんなが動いているような仕組みになっていて
(先生のリズム(めっちゃ早い)に合わせて動かないと皆怒られる。しまいには患者さんも焦らされることがある。)
尊敬もできないこの人のために働いている感が、どうも拭えない。
例え機嫌良さそうにしている時でも、にこやかに話しかけてみようと思えない。


、、、ここまで書いて、わたし相当嫌いなんやなと思ってしまった。めちゃくちゃ嫌いやん。笑
(「嫌い」ワード連呼してしまって、お目汚し本当にすみません。。。)


それでもスタッフは誰も辞めない。
長くて9年勤めている人もいる。

こんなことも我慢できないわたしの辛抱が足りないだけかもしれない。
社会に出ればそりゃあ合わない人はいるし、居て当たり前だ。
仕事もすぐ休もうと思ってはいけないのも分かる。子供がいる、というのを盾にしてはいけない。

でも、ずっとモヤモヤしている。



これを夫に話していたら
「そんな先生のところ辞めていいよ。」と言ってくれた。
「でもみんな長く続けてる人ばかりなんよ。」
「それは、看護師になりたくてなった人、医療に興味がある人と
興味があったわけではないけれど、条件(勤務時間とか通勤時間とか)で選んだYuuuとの違いやと思うで」

そうかも!と思ってしまった。

つまりわたしは
尊敬できない先生の元で働くのが嫌で、
病気の子供たちを留守番させたくない。
興味があるわけではなく条件で選んだのにもかかわらず、条件の一部(休むこと)が満たされていない。

そこにずっとモヤモヤしているのだ。


看護師の友人にそれとなく聞いてみたことがある。
こんな感じの先生なんやけど、先生ってそんな感じの人多い?と。
「何それ。そんな人会ったことない。熱があったらむしろ休むように言われるよ。」
これは一つの意見だけれども、それにも愕然としてしまった。


ワーママさんって本当にすごいと思った。
夫婦で協力したりしているのだろうけど、うちは夫の仕事の拘束時間が長いためそれは難しい。距離や体調面の関係で祖父母の協力も難しい。
毎日「休んではいけない」と言うプレッシャーを感じていて、子どもの病気対応にメンタルが削られている気がする。


辞めたいんだろうなぁ、わたし。
でも言いづらい。
他のスタッフさんは良い人ばかりなので、申し訳なさもあるし。
まだ半年しか経っていないのに、と責任感(と言っていいのか分からないが)のようなものもある。でもわたしの人生の残り時間に対して必要な時間なのかな、これは。

「別れ話」に例えてみたけど、“好き”だったことはないひどい方向の別れ話かもしれない。

「辞めます」って
別れ話と同じくらい、切り出しづらい。




愚痴のような記事になってしまってすみません。
でもちょっと頭の中が整理できたし、スッキリしたかも♪



いいなと思ったら応援しよう!