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クラフトビールの店🍺探訪記
昨日、友人と飲みに行った。
18時から予約をしていて、2時間と少し。
4杯くらい飲んだかな?その店のハイボールがわたしには薄くて、残り3杯はレモンサワーを飲んだ。
ひとしきり楽しく喋って、いい感じに酔っ払って。明日もお仕事の友人は、まもなく旦那さんがお迎えに来るということでお開き。20時半くらい。
今回のお店を決めるときにいくつか候補を出していて、その中にクラフトビールのお店があった。
行ってみたい。。🍺でも、ごはん食べるって感じの店ではないよな。2軒目で行きたい感じやんね。また今度行こ!と話していた。
飲んだあと、「バイバーイ!Yuuuちゃん、ちゃんと気を付けて帰ってな?!笑」と友人に心配されつつ、「大丈夫大丈夫ー!」と別れたわたし。
酔っ払いの大丈夫、ほど信じられないものはない。
歩きながらわたしは考えた。
クラフトビールの店、行ってみよかな。
その前にちょっと寄り道したい。
“家に帰る”ことがゴールだとするならば
クラフトビールの店に行くことも寄り道で、
さらに寄り道の寄り道をしたくなる。
酔っ払いの足で向かったのは本屋。
21時になり閑散としている閉店間際の本屋へ突入。
探すもお目当ての本が見つからず。ええ、酔っ払いに探し物なんて無理なんですわ。字は読めるけど探すなんて高度なことできないんですわ。あれれ、字がいつもよりちっちゃ。。!
でも何か買いたくて一冊選んだ。
わが家には「スロウハイツの神様 上巻」がある。しかし下巻はない。その下巻を手に取る。
酔っ払いの割にめっちゃ堅実!つまんな。もっと冒険しよ!
本のお会計にPayPayを使う。
「PayPay使えますか?」と、あたかも“わたし、酔っ払ってませんけど?”な雰囲気で言葉を発する。
支払いを済ますと「スクラッチチャーーンス♪」とPayPayアプリさんから聞こえてくる。これ、このテンション、地味に恥ずかしいんやけど。いつも恥ずかしいけど、酔っ払っていても恥ずかしいんやな。
その後向かうはクラフトビールの店。
この辺りはよく行くけれどこの1本奥の道、こんなとこにあったのね。知らんかったなぁ。
入口はガラスドア、ガラスの壁で店内がよく見える。お客さんがなかなかに入っている。1人やけど座れるかな。
混み具合に一瞬躊躇するも、酔っ払った勢いで店のドアを開ける。ドキドキ。
土曜日の店内は賑わっていて、カウンターの席へ通された。左隣にわたしより若いであろう女性、右隣に男性がいる。隣同士が触れない程度の距離。近いため、なんだか落ち着かない。後方にはテーブル席がいくつかあり、楽しげにざわざわしていた。
メニューには1番から10番までの10種類のクラフトビールが並び、他のページにも変わったお酒がたくさん並んでいた。
食事のメニューもあったけれど2軒目なのでもうおなかいっぱい。1枚目にあるクラフトビールのメニューを見つめ、店員さんにおすすめを聞く。「どんなビールが好きですか?」の問いに「ビールならなんでも好きです」とは答えずに「何でも飲みますけどフルーティなのが好きです」と言った。すると“2番”なんてどうですか?とのことで、2番をお願いする。
TAP2、レモン香るフルーティで軽やかなビール
飲みながらスマホをいじる。
両隣に挟まれて落ち着かないわたしはたまらずno+eを開く。
※お付き合いありがとうございました♡
スキもコメントも、心細かったのでめっちゃうれしかったですー!!
飲みながら、お隣の人に話しかけようか考えた。
カウンターって横にいる人の顔が見えない。こんなに近くにいるのに、どんな人かが分かりにくい。
左隣の女の子、話しかけても大丈夫かな。1人で飲みたい人かな、、。考えている間に、女の子の元に料理が出された。食事中となるとますます話しかけられない。酔っ払いのくせにそのへんは図々しくなれない小心者。ついでに、クラフトビールの写真も撮れなかった小心者。
TAP2を2/3ほど飲んだくらいで店員さんが話しかけてくれた。1人で所在なさ気なわたしに気を使ってくれたようだ。当たり障りないご近所トークをする。そのうちに飲み終わったため2杯目を注文する。
TAP9、グレープフルーツにピリッと唐辛子の効いた個性溢れるビール
飲むとピリッとする。おもしろい。好きな感じ。
左隣の女の子は食事を終えて帰ってしまった。話しかけるチャンスなかったなー。と落胆していたら
再び店員さんが話しかけてくれ、右隣の男性にも会話を振る。さすが接客業、飲み屋さん、自然に会話に加えるのウマイな。てかこの人店長さんぽいわ。
そこで3人で話すことに。店長さん(もうそういうことにする)は男性のお子さんの話題を自然に出していたので、この男性は常連さんのようだ。
店長さんは忙しいので、次第に2人で会話することになった。この男性は単身赴任でこちらに来ているよう。定期的に引っ越しをしているようで、○○県に7年、○○県に7年、そしていま○○県に家がある、、というようなことを言っていた。その人の出生地(3歳までいた)はわたしの地元だった。偶然。
趣味はテニスだそう。どうりで日焼けされている。
最近どっかで観た俳優さんに似ているな。。と思い出したのはドラマ「不適切にもほどがある」の松村雄基さん。
お子さんが高校生、奥さまはランニングが趣味。
長男が忙しくなり走る時間が確保できなくなったので、最近走れていないわたしは、フルマラソンを走るという奥さまの話に興味津々。ご近所にランニング仲間を作って走っていらっしゃるよう。
やっぱり仲間がいると走れますよね。1人で走るのってつまんなくて、音楽も走る速さに合わないと気持ち悪いから選曲がむずかしいし。ランニング仲間いたら楽しそうですね。
そんなこんなでTAP9も飲み干す。
「さっき本屋で本買ったんです」と急に本の話も振りつつ、「そろそろ帰ります!」とあっさり会話を切り上げて松村雄基さんに別れを告げ、「また来ますねー」と店長さんにも別れを告げた。23時の少し前。
一期一会。
知らない人との一瞬の出会い。完全にはじめましての人と浅くも深くもない話をするのが久しぶりで、なんだかおもしろかった。
せっかく夜に外出したのだから、と
ここぞとばかりに夜遊びをしてみるのもたまには良い。
ごはんもおいしそうだったので今度は友人と行く予定。でも1人でも、またチャンスがあれば行きたいお店だった。
わたしは酔っ払うと少し行動力がアップする。
それが楽しいのは昔から変わらない。(飲みすぎてしまうと失敗する。いまは程度が分かるからね。)
そしてその楽しさを誰かに話して満足し、わたしはまた楽しいことを探しにゆく。
酔っ払っていても恥ずかしくて「TAP9ください」とは言えなかった。9番ください、って言っちゃった。
「獣になれない私たち」に憧れていたのに、こんなところも小心者やん。
次回は、、、、言う!