8がつく日の日記 #8「もれなく目がハートになる場所」
●雪、がチラつく日
仕事中、窓をみると雪がチラついていた。
最初に見た時は小さな粒がパラパラと降っていて、次に気がついた時はもっと大きくて、でもとても軽そうな、そう、綿のようなものがふわふわと舞っているように見えた。触ろうとしてもふわっと浮いてしまいそうな、何にも囚われない気ままな動きがなんだかいいなぁって、癒されるなぁって、見惚れてしまった。いや、仕事仕事。
帰る頃にも少し降っていて、黒いコートを着ていたわたしは水玉模様のコートに変身して帰宅したのだった。子供の頃に読んだ、うさぎのワンピースの絵本を思い出した。
●晴れ、の日
夜ごはんのロールキャベツが好評。一緒に煮込むにんじんをいつもと違う店のものにしたら、甘味があっておいしかった。ロールキャベツは家族全員好きなのだけど、いまキャベツがなー。高いんよなー。ロールするために丸々1個買いたいけれど、高くて躊躇してしまう。でも寒い日にこそ食べたいロールキャベツ。今回は躊躇を乗り越えてみて、ロールしてみて、結果的に良かった。
多めに作ったので残りは鍋ごと冷蔵庫へ。次の日に蓋を開けたときの油のかたまり。ひぇっ、てなるよね。
●晴れのちくもり、の日
早めに長男の誕生日祝いをする。10歳、とついに2ケタになったことが感慨深い。
誕生日祝いの日は、誕生日の人が過ごしたい内容を実行するのだが、長男の希望を聞くと「動物園かユニバか、ドッグカフェに行きたい」。
ユニバね、、行きたいけどあそこ海風強いからもうちょいあったかい日にしよか、と今回は初ドッグカフェへ。ちなみに、飼い犬を連れてきてまったりするのはドッグカフェ、お店の犬と触れ合いまったりするのはドッグカフェではなく、“犬”カフェと言うらしい。ほえええ。どっちもドッグですけどね。。?そういうもん?
そしてドッグ。。いや、犬カフェは最高だった。もふもふのワンコたちに、その場にいる人間全員の目がもれなくハートになっていたし、餌を持った瞬間にだけわたしを見るワンコたちの目もハートだった。正直ものね、君たちは。そういうの嫌いじゃないよ。
●雨、のぱらつく日
最近多い朝方の雨。雨予報ではなかったはずなのに、玄関をあけると自転車が濡れている。そのためちょっとサビてきたのか、自転車を漕ぐとキーっとかすかに音がする。油ささんとなぁ、と思いながらも未だそのままにしているわたしは本当に怠惰なのだと思う。面倒くさがり、ギリギリまで引っ張るクセ、そして忘れんぼう、の3セットを持ち合わせているため、たまに本気で困った事態になるのだ。
分かっちゃいるけどそれでもやろうとしない。なんでやらんのかって?ギリギリを攻めているのですよ。人生とは毎日が勝負なり。