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【本怖】不動産営業が体験した、ホントにあった怖い話 Part2

こんにちは、yuです。
不動産営業が経験した、ホントにあった怖い話のPart2になります。

今回は、僕が学生時代に体験した、友人の彼女の家にまつわるお話です。



友人の彼女の家

友人の彼女の家で体験した怖い話になります。

ある日、友人から電話がありました。
「ちょっと相談があるんだけど…」

聞いてみると、友人が彼女の家に遊びに行くと、必ず体調を崩すとのこと。

友人の彼女も、家で一人でいる時、
たまに誰かの視線を感じる…
とのことでした。

友人から、体調崩すしホントに気持ち悪いから、良かったら家を見てみてくれないか?

とのことで、実際に行ってみることに。

ちなみに友人の彼女は自分の家が気味悪すぎて…
友人の家に泊まっており、一週間も家に帰っていないそうです。

季節は夏です。
その日は雲ひとつない快晴で、気温も高い日でした。

なのに、
その彼女の家が近づくにつれて、ゾワゾワする感覚に襲われたのを覚えています。

変な汗も出ていたと思います。

そして、彼女のアパートに着いた途端に…
「あ、ヤバい」という感覚に襲われました。

僕はそのアパートを見たこともありませんでしたが、友人の彼女の部屋が瞬間的に分かりました…


二階建ての全8戸あるアパートの、二階の角部屋。


吐きそうな感覚になりながらも、とりあえず部屋の中を見てみることにしました。

友人が彼女の玄関を開け、部屋に入ってその理由が分かりました。


1Kの部屋にある出窓のところに…
女の人がいる感覚。

見えてはいません。


ただ、分かるのは髪の長い女の人が、何をするわけでもなくただそこに佇んでいるということ。

気持ち悪さが我慢出来なくなり、家を出ました。

これは、ヤバい物件なのではないか?

直感的にそう思った僕は、友人に彼女を絶対に家に帰さないように伝え…その日は解散。

ある人に相談することにしました。


Instagramでは書けなかった続き

僕には、霊が見えるという本職の方の知り合いがいました。(以下、Aさんとします)

割愛しますが、幼い頃から"そういった体験"をする事があったので、相談相手みたいな感じです。

友人の彼女の家を後にしたその足で、Aさんに連絡を取りました。

「Aさん、今大丈夫ですか?お話したいことが…」
と言いかけた途端、

「お前はどこに行ったんだ!!とりあえず、今から俺の家に来い!!」

と語気強めに捲し立てられ、唖然とする僕。

ひとまず、Aさんに言われた通り、Aさん宅へ向かいました。


そして、Aさん宅に着き、インターホンを鳴らします。

中からバタバタと足音がして、玄関のドアが勢い良く開きました。

と、同時に…塩を撒かれました。

「お前、危ないとこ行ってきたやろ?」
と、Aさん。

とりあえず、中に入れてもらい、事の詳細を話そうとすると…

「ちょい待て!」
とAさんから話を遮られました。

しばらく考え込んだ後…
Aさんは、口を開きます。

「お前が行ったのって、二階建てのアパート?」

え?っと思いましたが、Aさんは続けます。

その二階の角部屋やろ?
間取りは1K
部屋の奥の方ベランダとは別に出窓あるやろ


そこに髪の長い女が立っとる


僕は青ざめました。
Aさんの口から矢継ぎ早に出てきた言葉、一言一句、昼間に見た友人の彼女の部屋と一致していたのです。

さらに言うと…
Aさんは続けます。

「出窓の前にテレビを置いてるよな?」
僕は頷きました。その通りだからです。


女は出窓から動いてないけど、その前にあるテレビを見てる女の子?を滅茶苦茶睨みつけとる


僕は、Aさんにそこに住んでるのが女の子である事も、今回の話をした事もありませんでした。

呆然とする僕に追い討ちをするように更に続けます。

「それと、ベッド横に姿見あるやろ?これも悪い、今すぐ処分させろ
との事。

何度も言いますが、Aさんは僕の友人の彼女の事も、ましてや家の事なんて1ミリも知りません。


おまけに、
出窓に立てってるのは地縛霊やと思う、いつからそこにおるかは分からん

それと…
風呂場にもシルクハットを被ってスーツ着た男がおる


とにかく、一刻も早くあの家から出た方が良いとの事で、Aさんとの話の後、友人にすぐに電話してAさんからの話を全て話しました。

「マジか…分かった、ありがとう!」

「実はさ…」
と少しの間。友人が続けます。

「お前から電話かかってくる少し前、彼女に無言電話があった」

「そんな事今まで無かったみたいだから、めっちゃ不安がって…」

「あと…電話は無言やったんやけど、奥の方からザーッていう音が微かに聞こえてきたらしい…」


得体の知れない何かが、友人の彼女を引き留めようとしているのではないか?

そう思いながらも、とにかく引っ越しを急ぐように念を押しました。


それから一週間後、友人の彼女は、服や下着以外は全て処分して友人の家に引っ越しをしたそうです。


窓際に立っていた髪の長い女。
シルクハットを被ったスーツの男。

あれは何だったのか…

結局、今でも謎のままです。


福岡市 城南区で体験した、ホントの話です。

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