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韓国の戒厳令と切り取り報道の弊害

皆様おはこんばんにちは、熊暁です。
12月3日の夜半に隣国韓国で戒厳令が出され、あわや内戦という事態に発展しかねる事態となりましたが、翌朝には解除という流れになりましたがとにかく内戦や内戦級の暴動にならなくて良かったと思います。
ニュースを見た時は本当に意味不明で驚きました。

今回の戒厳令については、あえてそこまで触れませんが
今回は戒厳令の国会前で韓国軍兵士に向かって行った(情報が錯綜しているので、詳しい正体は不明ですが)SNS等で出回ってる動画と写ってる女性の行動について、書いていきたいと思います。
ちなみに動画は、こんな感じのものです(SNSで検索すればすぐ出てくると思います)


この女性は動画では、戒厳令に基づき排除行動を取ろうとしている兵士に向かって行き兵士のアサルト小銃を奪おうと取っ組み合いになっています、途中から動画端のマスクの男性も参戦します。
問題はこの行動で、戒厳令に基づき動く兵士は当然鎮圧を目的にしているため
鎮圧用の弾を装備しているかとは思いますが、もしこの動画端の男性か英雄視されている女性が、兵士のアサルトライフル装填済みを兵士から奪い取った場合どうなると思いますか?
職務上兵士はそんなことになった場合、
兵役の義務のない女性であれば警棒やそのほか身体的な腕力を持って力づくで制圧し拘束するような暴力的なねじ伏せを行ったでしょうし、
男性の場合は(韓国の男性は原則全員が兵役義務を負うので)銃器の扱いが可能という判断から、アメリカの警察のようにその場で発砲し男性を射殺か負傷に追い込むという可能性もありました。
武器を奪われるということは、その場での判断で使わせないための発砲要件に多くの場合当たるからです。
そうなればどうでしょうか?
2023年の夏ごろに起きたフランスのデモを皆さんは覚えておいでしょうか?
覚えてない方は調べたら出てくるので調べて見てください。

このフランスのデモでは、フランスの警察官が運転していた移民系の少年がフランス警察の検問を強引に抜けようとしたため射殺する結果になったのですが(少年に非があると私は思っています)
その射殺が引き金で、デモが起きそれが拡大していった結果(+元々デモを起こしておいた人たちも結託したらしいです(PSGサポーターの現地の友人からの情報)完全に暴徒化しフランスは軍まで動員する騒ぎになりかけました(実際は警察官の増員で済みましたが)
等が起きているので、この動画内でもし発砲か暴力沙汰が起きていたらどうなっていたでしょうか?
間違いなくフランスのデモのように暴徒化して、韓国国会も戒厳令解除すら躊躇うような大事になり、結果兵士たちも戒厳令執行以外道は無くなっていたと私は考えています。
そして、日本のSNSや韓国ではこの動画の女性を持て囃すような投稿をしている方が多いので私は、違うとあえて申し上げたいなと思います。
この動画内で賞賛されるべきなのは、女性ではなく

一人目の賞賛されるべき対応をした韓国軍兵士

この画像の赤丸で囲っている兵士です、彼は女性の手をアサルトライフルから離し遠ざける行動をしていますが、これも大きく評価されるべき対応です。
もし揉み合いの最中に安全装置が外れたり元々かけていなかったりして発砲となっていれば銃口の前にいる女性は負傷もしくは重傷を負ったでしょうし、それがきっかけで周りの民衆が暴徒化した可能性を潰しましたし、兵士としてではなく一国民としての対応をされたと思います。

2人目の賞賛されるべき方(1番素晴らしい)

もう1人の評価されるべき男性は、メガネをかけた黒服の男性です、
この男性は、動画のアサルトライフルを奪おうという愚行を行った女性と青系の服の男性と兵士の間に入りお互いを遠ざけた男性です。
彼がこの中でいちばんの英雄で、女性と男性の間に入り
さらには、兵士を2人から遠ざけて向こうへ行かせる行動をとるのですが、
これでカメラの前で完全(発砲か暴力沙汰)になるという事を防ぐということになっています。
もしこのメガネの男性とその横の兵士がいなければ、今頃もしかという状況になっていた可能性は大いにあります。
もし皆さんもこの動画を見かけたら、この紹介した2名の男性(内1名は兵士)
という真の英雄2人の対応を見てから女性に対する評価をしてみてください。

これが俗にいう切り抜き報道の弊害

であることが少しは感じられると思います。

異論があるとは思いますが、それは少なくとも
・アメリカ警察の武器を奪われた時の回るの警官の対応
・2023年のフランスでのデモ
・この動画を
見てからになさってください。

今回は以上です、今回もお付き合いくださりありがとうございました。



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