ボランティア活動を希望される方へ
以前よりユートピアでのボランティア活動を希望されるお客様からのお問い合わせがいくつかありましたが、最近のメディア出演をきっかけにまた多くなってきました。
下記に書きましたことをお読みいただき、それでも筑波ユートピアでボランティア活動を希望される方は改めてご連絡ください。
なお下記に書いたことを失礼に感じる方がいるかもしれませんが、大前提として、コロナ禍の中、たくさんの方に支援していただいている状況を非常にありがたく思っております。
立場的に言いづらいので、こちらの記事をご覧下さい。
「エゴ」から始める社会貢献–「やってあげる」ではなく「やりたいからやる」
寄り添うことの大切さ~ボランティア考
ユートピアにも、ボランティアしてあげる的なメッセージを悪気なく送ってこられる方が時々いらっしゃいます。
ボランティアで手伝っていただけるなら今すぐにでもお願いしたいのです。でも残念ながら、してあげる的なメッセージをいただくと、そういう想いではないであろう人も含めて、ボランティア活動をしてもらうことをためらってしまいます。
数年前(志村どうぶつ園の放送初期の頃)にボランティアにきていただいた時は、園のルールを守ってもらえない等のトラブルがあったと聞いています。
また、弊社が去年の9月に東筑波ユートピアの事業を継承した時にはクラウドファンディングに関することで、半年くらいは誹謗中傷のメッセージが送られてきました。(電話、DM、メール、手紙など)
カネ返せ、だまされた、二度と行かない、お前らの為に支援したんじゃない、などなど、自粛警察よりもよっぽどひどい言葉をたくさん浴びせられました。
何の見返りもないそれでも、ボランティア活動でユートピアを支援しようと思われましたら
下記のボランティアの心構えも一読してください。
ボランティアの心構え
それでもボランティアでユートピアのお手伝いをしたいと思われましたら、ご連絡ください。歓迎します。
最後に
皆様からの支援でユートピアの動物たちを守ることが出来ていることも事実です。支援があるからこそ、様々な理由で持ち込まれる動物たちをユートピアで保護して飼育することが出来ています。
『支援してやったのに』とか『動物がかわいそう』など言われることもありますが、支援されたお金やものを私利私欲の為に利用しているわけではありません。支援が必要なほど、ギリギリの人数と資金で運営していることをご理解ください。
ユートピアの支援者とユートピアのスタッフが、保護された動物たちをはじめ、ユートピアの動物たちを育てる同じ仲間として、これからも遊びに来たり、お手伝いしたり、アドバイスしたり、いろいろな形で一緒に作り上げていける対等な関係でいられるといいなと思っております。
二十数年前に上野動物園でボランティアガイドをしたこともある私からひとこと言わせていただくなら、ボランティア活動を実際にやるのはすげー大変で、金はもらえないのにルールは細かくて厳しいし、目に見える見返りなんてありもしない、生半可な気持ちで関わってはいけないと思います。
そしてボランティア活動をしようか迷っているあなたは、アルバイトで働きに来てください。大歓迎します。
念のために付け加えると、お世話になった東京動物園ボランティアーズでの活動は楽しく参加させていただきました。
そして、充分すぎるほど今の仕事に役立っています。