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少しでも人間として罪悪感を感じる善良な心が残っているのなら・・

最近話題のニュース。

政府は、コロナ関連の経済対策という名目で、18歳以下の子どもがいる世帯へ10万円を配るらしい。

これに対し、最近の世論としては、「不公平だ」「ばらまきだ」といった批判の声が多いようだ。

なぜ批判されてまで10万円を配るのか?

それは、この間の選挙の際に公明党が、「子育て世帯に一律10万円給付する」との公約を掲げていたからだ。

コロナ禍対策として「困窮者や若者へ給付金を配る」と言えば、とても聞こえが良い。有権者が票を入れてくれやすくなると踏んだわけだ。

案の定、公約が功を奏し、選挙で勝つことができたわけだが、いざ選挙が終わると、彼らはその公約を果たしたい思いでこの政策を実行しているのかというと、そうではなく、やらなかった場合に公約違反だと批判されるのを避ける目的で、やっているのだ。

目的は「選挙に受かるため」、「公約違反だと批判されないため」であり、「国民のため」ではないのだ。

だから、結果的に何の意味もない愚策として、有識者から数々の批判の声が上がっている。

政治家の理念とは何なのだろう。世の中を良くしたいという思いが根底にあったのではないのか?

選挙に受からないと始まらないのは分かるが、そのために愚策となりえる公約を掲げることに意味はあるのか。

政治家の人たちには、少しでも人間として罪悪感を感じる善良な心が残っているのなら、「国民のため」に政治をするという、当たり前の理念を忘れないでほしい。

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