高校教師の仕事の魅力について
教師と言っても、小学校、中学校、高校と大きく3校種に大別されるが、今回はなぜ高校を選択したのか書いてみたいと思います。
私が入学した高校は、普通科進学校でした。高校入学時から大学進学を志し、大学卒業後は「学校の先生になりたい!」と意気込んでいました。
この流れだと、高校入学時から大学進学及び教師になるために日々励んでいるような流れですが・・・
残念ながら、実際の進路活動はだいぶ遅い方でした。
というのも、私自身が部活大好き人間で、高校3年生の1学期までは放課後は毎日部活動、土日もほぼ一日中部活動の練習に打ち込んでいました。(※部活動については別の機会で書いてみたいと思います。)
部活動を引退するまでは、年に数回あった進路希望調査アンケートでは、とりあえず、県内の国公立大学を記入していました。
部活動を引退してからやっとで真剣に大学を検討した時に、教員免許状が取得できる学部、その中で中高両方の免許を取得できる学部学科を選択しました。
大学に合格し、大学入学直後の講義選択のオリエンテーションの時に、中学校と高校の教員免許状を取得するための講義の単位数が違うことを始めて知りました!!!
そこで、その時点で「中学校の教員がいいか、高校の教員がいいか、どうしよう・・・」と考えました。
教師を目指した初心を振り返ると、「私自身、学校に通うのが楽しくて、その楽しい場所で働いてみたい!」と原点に戻り、中学校も楽しかったけど、高校の方がとても楽しかった!
と考え、高校教師を選択しました。(単純ですいませんw)
結果として、「自分自身、中学より高校の方が楽しかったから高校教師になりたい!」ということで大学生活がスタートしました。
・・・ここまでが大学入学時点での、高校教師を選択した理由です。
教員として約15年働いてきた今だからこそ思う、高校教師の魅力について触れていきます。
私自身は高校でしか教師経験はありません。友人に小学校教員や中学校教員はいますので、時々それぞれの仕事内容や実際に子どもとの関わりについて話を聞く機会があります。
小学校教員の魅力も、中学校教員の魅力もそれぞれ十分に理解できます。ですが、それを踏まえても、私自身は高校教師を選択してよかったと思うことがあります。
それは、高校生の進路選択に関わることが、私自身がこの「教師」という仕事の中で一番魅力に感じているからです。
進学であれ、就職であれ、生徒自身の生き方について一緒に考え進路活動に取り組む事に、難しさもやりがい感じるのです。
生徒が将来どのような人生を送りたいのか。その為に、高校卒業後にどのような進路を選択するのか。進学なのか就職なのか。どのような分野に進むのか等。高校卒業後について一緒に考え、その為に必要な力を考え、今できる事、今やらなければいけない事を考える過程が、生徒と関わる中で一番やりがいも感じますし、仕事に対しての責任も感じます。
もう一度大学時代に戻れたとしても、私はやはり高校教師の道を選択すると思います。
また、高校教師の魅力の一つとして、社会に出て活躍している卒業生の近況を把握しやすいということもあります。
これに関しては私の経験からですが、卒業生としても社会に出た後に近況報告しやすいのは、中学より高校であることの方が多いのではないのでしょうか。
高校を巣立っていった卒業生から、時々近況報告を聞けたり、社会に出て悩んでいることを聞けると、私自身の仕事の励みにもつながります。また、卒業から話を聞いた後は、本人の許可を得て、実際に高校生に話をすることも多いです。「君たちの先輩が〜・・・」という形で、高校の時にどのように過ごして、今はどのように活躍したり、失敗して悩んだりしているかを伝えることで、高校生の刺激にもなります。
このようなサイクルが実現できるのも高校教師の魅力の一つではないでしょうか。
短くはなりましたが、「私は高校教師を選択して良かった!」という話でした。まだまだ魅力は伝えきれないですが、今回はここまでにしておきます。
これからも、高校教師の仕事について少しずつ話していければと思います!
最後まで読んでくれてありがとうございます♪