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英語苦手な理系大学生だった僕がTOEIC910点になった勉強法&参考書(基本編)

はじめに言っておくと僕は中学、高校、大学受験と英語は一度も得意ではなかった。とんでもなく苦手というほどでもなかったが理系科目の足を引っ張っていたことは間違いなくてセンター試験もぎりぎり150点に乗ったかな、というぐらいのレベル感だ。
そこから大学3年生になるまでほとんど触れることもなく生活をしていたのだが、突然大学院入試にTOEICというものが必要らしいと聞いてしょうがなく勉強し始めた。
前情報では800点に達するには半年はかかるとか書いてあって絶望した。
そんな時間ねーよ!
勉強法を紹介しているYouTuberも明らかに生活を英語に全振りしている人ばかりで音読をしましょうとか映画を英語字幕で観るだの途方もないことばかり書いてあった。
渋々よく使われている教材を買い込んで勉強を進めていくとあることに気づいた。

あれ、TOEICって簡単じゃね?!

覚えなければいけない単語も限られているし、問題のパターンもほとんど変わらない。不安視していたリスニングも長文以上に限られた単語ばかりで何度か練習したら大体解ける。問題量が多いことぐらいしかきつくないぞ?
最初にノー勉の状態で予想問題を解いてみたときは550点ほどだったが、その1か月後に受けた本番では740点、2か月後には865点になっていた。
最終的には就活のために910点まで伸ばしたわけだが正直言って英語に集中して勉強を行っていた期間はない。
精々1日1~2時間やればいいほうだったし別のことで忙しい時期は触れていないことも多々あったので忙しい方も割とまねできると思う。

今回は500点ぐらいの方が最速で点数を上げる勉強法を段階別に解説していこうと思う。

あまりにも長期の勉強計画だと達成できる人が限られると思うので一ヶ月で毎日1時間勉強、という条件で考えてみた。実際には単語以外は毎日はやらなくても達成できると思う。目標点は650~700点だ。
もう少し期間がかかってもよいからもっと高い点数をとりたい!という人向けにも解説しているので見ていってほしい。
二~三ヶ月で800点ぐらいかな?

基本的には単語は毎日行ってもらう。
基本英文法に不安がある方も多いと思うので初週で復習を行ってもらい、残り三週で実践練習といった形だ。

キホンのキホン

おそらく英語の勉強をしたことはあるけど大学受験以来触っていない、という方は400~550ぐらいに大体収まるのではないだろうか。このあたりの人たちはまずは以下の二つが必須だ。

  1. TOEIC用の単語学習

  2. 基本文法の復習

1.単語

TOEICでは受験では学習しないようなビジネス単語や用法が頻出するため単語の勉強は必須になってくる。逆にリスニングでは特定の単語以外はほぼほぼ問われないといっていいぐらいの感じなのでTOEIC向けの単語帳はとてつもなく効果的だ。
おすすめなのは金のフレーズ、というかTOEICの受験者はほぼ全員これを所持しているレベルである。
この単語帳の著者のTEX加藤さんはTOEICに特化した参考書を大量に執筆している方で必須級の参考書も多い。中でも金フレは一番大切だとおもうのでぜひ購入してやりこんでほしい。

金のフレーズは計1500単語収録されているがいきなりすべて学習する必要はない。
600点レベル :助走の400語
730点レベル :加速の300語
860点レベル  :飛躍の200語
990点レベル  :頂点の100語
+リスニング用単語やコラムなど
このようにレベル分けされているのだが前半2つの700単語を完璧にすることを目指そう。途中のリスニング向けの単語もしっかり取り組むことが大切だ。
コツとしては最初はとにかく質より量で大量の単語にふれることだ。
1日目      1~100
2日目      101~200   +   1~100の復習
3日目   201~300   +   100~200の復習
……..
とやっていけば一週間で700単語は一周できる。
一日に200単語も触れると聞くとやったことのない人は驚くかもしれないが、1単語5秒程度で回していくので意外と15分ほどで終わる。単語学習(特に全くしらない単語)は考えたりするよりもとにかく何度も触れることが大切なので周回スピードを上げるべきなのだ。
(ひと単語につき週に2回遭遇)×(4週間)=8
なので一ヶ月やればひと単語8回遭遇することになる。
これだけやれば大概の単語は覚えられると思う。

余裕のある人は暗記できた単語に関しては単語だけではなく単語が使われている文章も記憶しようとしてみてほしい。
次回の記事で詳しく説明するが、相性のいい文構造や単語の組み合わせを学ぶことは実は得点力向上の根幹といってもいい。そのためには文単位で単語を覚えることはかなり効率がいいのだ。面倒くさいかもしれないが後半の週になったらぜひやってみてほしい。
リスニングや長文にめっちゃ役に立つよ。
単語は知ってはいるけど速読の中ではラグがあって悩んでしまうといった現象が激減します。

2.基本文法

今の時点では難しい文法書を使う必要はない。細かい文法事項というよりは関係代名詞や文型といった基本事項さえ理解できればいいのだ。基本事項と単語が理解できていれば今後長文やリスニングなどの演習がかなりスムーズになるので不安な方はおさえておこう。
大した分量ではないので出来るだけすぐ済ませちゃうのがおすすめ。
この本はTOEIC向けの本ではないが基礎固めとしては相当優秀です。絵柄は子供向けな感じですが重要な概念はしっかりと抑えられている。

こちらの本はよりTOEICのPart5向けの演習書。でる1000という有名な参考書もあるのだがかなり分量が多いし600点ぐらいまではこれでも対応できると思う。品詞問題などより問題を解きながら文法を理解したい方におすすめだ。

以上のように単語と基本文法をおさえられたら今後の学習はかなりストレスフリーになると思う。これから多読しまくることになるので地力をしっかりと作っておこう。

次回の記事ではこれらの下地があったうえで英語学習の基本理念や実際に長文やリスニングの対策について解説していく。



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