【購買心理】ニューロマーケティングとは?|脳科学を使った新しいマーケティング術の活用方法・事例紹介
おはようございます。
本日は「ニューロマーケティング」を現場の営業活動に生かす方法について書いていきます。
そもそもニューロマーケティングとは何かというと
「消費者の心の奥底にあるニーズや欲求を探る方法」です。
お客様自身も気づいていない「ニーズ」を「質問」や「映像」を使ってイメージを共有化することです。
例えば住宅営業の場合「お客様にどんな家にしたいですか?」と聞いてもどんな家にしたいのかを言語化出来るお客様はほぼいません。
なのでまずは「現状の困っていることを聞きます」そしてそれを解決して「どんな暮らしをしてみたいのか?」を質問によってお客様自身によって「無意識」から引き出す手伝いをします。
それがお客様の「ゴール」です。これを設定しないとその後の「進め方の提案」に移行しても「途中」で「競合」や「予算」「時期」などによって中断してしまうのです。
それを「ニューロマーケティング」の観点から営業活動を行います。
これを覚えれば驚くほどに「楽」になります。
敗退がほぼなくなるので
もう少しニューロマーケティングを詳しく説明します。
ニューロマーケティングとは、脳波や視線などの生理的な反応を計測し、消費者の無意識や感情を分析し、マーケティングに活用する方法です。従来のアンケートやインタビューでは得られないデータを収集することで、より効果的な商品開発や広告戦略を立てることができます。
ニューロマーケティングのメリットと課題
ニューロマーケティングのメリットは、以下のような点が挙げられます。
消費者の無意識や感情にアプローチできる
時間的な変化や個人差も分析できる
言語化できない感情や印象もデータ化できる
顧客満足度やブランドイメージを向上できる
一方で、ニューロマーケティングには以下のような課題もあります。
倫理的な問題がある
技術的な問題がある
費用的な問題がある
解釈的な問題がある
倫理的な問題とは、人間の脳に関わることを商業目的に利用しても良いのかという問題です。脳は人間のプライバシーであり、そのデータを収集・分析・利用することに対して、消費者や社会から批判が出る可能性があります。
技術的な問題とは、脳科学の理論や手法がまだ発展途上であることです。脳は非常に複雑であり、その仕組みや機能はまだ完全に解明されていません。そのため、ニューロマーケティングの結果が本当に正確かどうかは確信できません。
費用的な問題とは、ニューロマーケティングに必要な機器や専門家が高価であることです。脳波計や眼球運動計などの機器は数百万円から数千万円もする場合があります。また、脳科学や統計学に精通した専門家も少なく、高い報酬を要求する場合があります。
解釈的な問題とは、ニューロマーケティングのデータをどう解釈するかによって結論が変わることです。例えば、消費者がある商品に対して高い脳波を示したとしても、それが好意的な反応なのか否定的な反応なのかは一概には言えません。また、脳波や視線だけではなく、他の要因も考慮しなければなりません。
ニューロマーケティングの活用方法と事例
ニューロマーケティングを活用する方法としては、主に以下の3つの指標を用います。
生理指標:脳波や血流量、心拍数などの数値
行動指標:視線や反応時間などの行動
主観指標:アンケートやインタビューなどの意見
これらの指標を組み合わせて、消費者の無意識や感情を分析します。例えば、以下のような調査方法があります。
脳波計を装着して、商品や広告を見せる
眼球運動計を使って、商品パッケージやウェブサイトの視線を追跡する
心拍数計や皮膚電気活動計を使って、感情の変化を測定する
アンケートやインタビューで、感想や印象を聞く
ニューロマーケティングは、様々な業界や分野で活用されています。以下に、具体的な事例を紹介します。
赤ちゃん用おもちゃ:赤ちゃんの脳波を測定して、おもちゃの色や形や音に対する反応を分析し、最適なデザインを開発した。
企業ロゴの変更:消費者の脳波と視線を測定して、旧ロゴと新ロゴに対する印象や記憶度を比較し、ブランドイメージの向上効果を検証した。
映画予告編:観客の脳波と心拍数を測定して、映画予告編のシーンごとに感情や興味を分析し、最も魅力的なシーンや順序を決定した。
まとめ
ニューロマーケティングとは、脳科学の手法を用いて、消費者の無意識や感情を分析しマーケティングに活用する方法です。従来のアンケートやインタビューでは得られないデータを収集することで、より効果的な商品開発や広告戦略を立てることができます。
それらを応用することでお客様の「潜在意識」に働きをかけ「顕在化」させることでお客様が本当に実現したかった「暮らし」をイメージして頂くことが出来ます。
それが出来れば、それの助けになるステップを提示することで必ずその営業担当者は「信頼される」と思いませんか??
その営業マンが「断られる」イメージが湧きますか??
お客様は「提案」を求めておられるのです。