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【秘書の独り言】 ブラック・スキャンダル

どうか傷つかないでください。

傷つけられないよう、細心の注意を払ってください。

私からの一生のお願いです。

おはようございます☀

Mr.Xの秘書 ゆう です⸜(๑⃙⃘'ᗜ'๑⃙⃘)⸝

この「ブラック・スキャンダル」を書き始めようとしてる今、ものすっごくとってもとっても緊張しています。

これから今から約14年ほど前の話をします。

古い記憶、遠い過去ですが、鮮明に覚えている事件。

体が覚えている心の傷。

今日は「秘書」としてではなく、「私自身」の話。

本当にあった話。

今から14年前の冬…

"何気ないふとした日常"で

私は性的被害に遭いました。

普段、この記憶には、大きく蓋をして生きています。

思い出すだけで、胸が苦しく辛くなるからです。

目の前が真っ白になり、何も考えられなくなり、時間が止まってしまい、「生きる力」が消えるから。

ですが、先日、知り合いの娘さんがレイプ未遂にあったと聞きました。

詳細は知らないものの、弱者である女性の被害者がまた出てしまった、本当にとてもとても悲しい事件。

「起こってしまったこと」を、変えることが出来ないのは、私がよく知っています。

思い出は「優しいもの」が多いけど、「If」を拭い去れないものは容赦なく「後悔」を迫られる。

あの時、別の道を選んでいたら。。

もっと帰る時間が早かったら。。

もしも、私じゃなかったら。。

その娘さんやその御家族はすごく今、戦っているし、他にもいろんな理由で声に出せないことで、苦しんでいる人達はきっとたくさんいる。

私がこうして思い切って「思い出したくない過去」についてお話することで、誰かの助けになったり、人に打ち明ける勇気に変わったり、誰かの被害を防げるのであれば…

私の体験した事が「悲しい出来事」としてではなく、人の役に立てるのではないかと思い、今回noteに書くことに決めました。

ここからは、どうか読みたい人だけ読んでください。

場合によっては私の印象、イメージが大きく変わったりすると思うので、それでも良いという方だけ、先に進んでください。

ここからは、私自身がー

約14年前の18歳の私に手を差し伸べるつもりで、事件を当時の心境なども踏まえて振り返りたいと思います。

きっと、今、全く同じ状況の人はいないと思うし、私より壮絶な事件に巻き込まれてしまった人も中にはいると思うんです。

今ツライ思いをしている人と共に戦い、そっと寄り添うことのできるnoteになれれば嬉しいです。

それでは、しばらくお付き合いください。

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18歳 高校3年生の冬

吹奏楽部所属の私はとにかく部活大好き人間でした。

吹奏楽部だった方はご存知の方もいるかもしれませんが、3年生は仮引退はあるものの卒業後に“定期演奏会”があり進学・就職が決まった人は部活に復帰し練習に参加するのが恒例。

私は、就活を早急に終わらせ演奏会へ向け毎日練習に明け暮れていました。

18時頃までミッチリ練習し、学校前の駄菓子屋で1時間ほど部員とオシャベリしてから帰宅するのがお決まりコース。

そのため、家に帰宅するのはとても遅く、いつも20時過ぎ頃。

夜になると外は街灯も人通りも少ない住宅街。

その日も特に人影等は感じることなく、何も気にせず帰っていました。

マンションに到着し、階段で2階の自宅まで半分くらい上ったところで、突然事件は起きました。

後ろから階段を勢いよく上る音が聞こえてきて…

「誰か急いでる人が来たのかな?」

と思い、振り返ろうとしたその瞬間、いきなり口をふさがれたんです。

「誰?何?」

手の大きさ、力の加減で"男性"であることはすぐに分かりました。

そして、ソイツは制服のスカートの中…

下着の中へ手を入れてきたんです。

そこで、とてつもない「恐怖」を感じたのを、今でも昨日のことのように「鮮明」に覚えています。

今までにない強い力で、男に押さえつけられ、記憶が今にでも遠のきそうになるくらい…

でも、何とかしないと。。

このままではいけない。。

ヤラれてしまう。。

そう意識を強く持った瞬間、階段の段差のおかげで、一瞬犯人がバランスを崩し、口を押えていた手が緩んだのです。

私はそのタイミングを逃さず、必死に叫びました。

「キャーーーーーーーーーー!!!!!!」

それでも口を抑えようとしてきたのですが、あまりにも大きい声だったためか、犯人は驚いてすぐさま去っていきました。

多分、時間にして30秒くらいの出来事だったのかもしれないけど、私にとっては、すごくすごく長く感じました。

何かあったら大きい声で叫べって言うけど、「誰も助けに来てくれないじゃん」なんて思ったのも覚えています。

やはり「キャー」より「火事だ」の方が効果あるのかもしれません。

とりあえず、チキンな犯人でよかったです。

もしかすると叫んだことで、更に暴力を振るわれて、状況が悪化する可能性だってあったから…

男が去った後は、もう慌てて家に入りました。

とにかく誰かに助けて欲しかった。

誰かに守って欲しかった。

家に入ったら家族全員帰宅していて、呑気にテレビを見ていました。

優等生タイプで言いたいことが言えず、人の顔色をうかがっていた私が行き場のない思いを叫んでぶつけ、泣きじゃくり…

あの時のお母さんの驚いたような「青ざめた顔」も鮮明に覚えています。

「叫び声聞こえなかった?」
「今家の前で襲われたんだよ」
「のんびりテレビ見てなんなん?」

勝手に胸の内を口が「言葉」にして吐き出し、そのあとはただただ涙が止まりませんでした。

心配性なお母さんが隣に座り、私と同じくらい辛そうな顔をして、私の身体をずっとさすってくれました。

でも、一向に気持ちは収まらず、さらに苦しくなっていきました。

親に心配かけて、みんなに悲しい思いさせて…


「私、一体何やっているんだろう」


って。

私が悪いわけじゃないのに…

私が何かしたんじゃないのに…

私が罪を犯したんじゃないのに…

一家団欒の雰囲気、ぶち壊して

みんなに迷惑かけてる。

「消え去りたい」

そんな思いも出てきて、もう何もかもがグッチャグチャ。。

そんな時でもお父さんは冷静で、すぐ警察に連絡してくれました。

数十分後、私が少し落ち着いたころに、家に警察がやってきて事情徴収を始めました。

落ち着ける部屋着に着替えたあとだったけど、制服に着替えなおし事件現場で足が震えながら、倒れそうになりながら、写真を何枚も撮られ…

警察が来たことでマンションの住人が“何事だ?”と野次馬にも集まってきました。

「こんなに苦しいのにまだ苦しいことが続くの?」

事件直後だったのもあり、さらし者にされているようですごく嫌でしたが、これ以上家族に心配かけたくなくて、普段通りを演じていました。

警察が帰ったあと「ゆっくりお風呂で温まって今日はもう寝て忘れよう?」とお母さんに促されお風呂に入りました。

気丈に振舞っていた緊張感みたいなものから解放され、お風呂でひたすら泣き疲れるまで泣きました。

お風呂を出たら、もう家族を心配させない様にしようと決めていました。

だから、お風呂から出たら「今日はもう寝るね」なんて微笑んで、無理して強がって自分の部屋に入り、引きこもりました。

電気を消して布団にもぐり、目を閉じた途端、あの出来事がまぶたの裏に鮮明に思い浮かび、事件の記憶とひたすら格闘する長い夜でした。

まだ、若かった私は自分が何者かに汚された気分になり、家族以外に事件の話は出来ませんでした。

自分が汚れたと知られたくない、
もう二度と思い出したくもない、
誰にも聞かれたくない…

だからいつも通りの私でいる。

当時お付き合いをしていた彼氏にも言えなかった。

話せなかった。

初めての彼氏だったということもあり、こんな理由で嫌われたくないという思いで、私は必死だったのです。

彼氏に触られることを、しばらく怯えていました。

事件が起こったばかりなのに、我慢して笑顔でいたりして…

悲しい顔が決して表に出ないよう、笑っている自分の仮面をずっとかぶって生きることを、無理やりさせられている、そんな気分でした。

この事件を知っているのは、家族とマンションの住人だけ。

翌日から普通に朝アルバイトし、選択している授業を受け部活に行きいつも通りの生活が始まりました。

吐き出すことも出来ず、考えない様に思い出さずに済むように部活や授業のない時間に予定をみっちり詰め込んだ。

「思い出せない」ようにしてやった。

でも、寝る時や、ふとした瞬間に出てくる「消せない記憶」。

とても孤独な闘いだった…

ひたすら辛かった。

これは後からわかった話。

犯人は、私でなく同じマンションの1個下の女の子を狙っていた模様。

その子は、その頃ずっとストーカーにつけられていて悩んでいたらしい。

間違われて襲われたとか…

ありえへん。

でも、その子がもし襲われていたら。

声を出すことができなかったら。

逃げられなかったら。

そう思うと…

ホント複雑。

だから、これを読んでくれたあなたには、「私は絶対に襲われないっ!」って事は「絶対にない」ことを覚えておいて欲しい。

また、大切な助けたい人へ、私の話を交えてでもいいから、彼女たちにうまく伝えて欲しい。

これは"ノンフィクション"で、誰の身にも起こりうる話だから。

起きてしまう可能性を0%には誰にも出来ないから、「起きてしまわないよう」に気をつけて欲しい。

今回の事件を含め、痴漢などにも何度か遭遇したことがある私が「被害に合わないために気をつけていること」を紹介します。

よく言われてることで「そんなん知ってるわ!」と思う方もいるかもしれませんが、自分の身を自分で守るために、とてもとても大切なこと。

他にもあなたが気をつけてること何かありますか?

襲われないために工夫していることあったりしますか??

あったら、どうかコメント欄で教えてください。

それが一人でも多くの女性を守ることに繋がったらいいな。


どんなことも「時間が解決してくれる」とはよく言いますけど、14年もたっているので、さすがに今は日常的に思い出すことはありませんが…

今でも、たまに夢を見ます。

当時の記憶が鮮明に呼び起こされる夢を。

今もこのnoteを書きながら思い出し、涙が止まらなくなって何度か中断しているのはナイショ。。

私自身に起きた事件だから、その事実はこれからも変わることないし、一生思い出すかもしれないし…

たくさんのリツイートや、どこかで話題になったりして、それが引き金となりフラッシュバックや、セカンドレイプに苦しむことも何度もあるかもしれません。

それでもこのnoteを完成させることで、「あなたを守ること」ができるなら、できるだけ詳しく書いてみようと思い今綴っています。

もうすぐ32歳になる今の私は、どんな私であろうと受け入れてくれる人がいることを知っています。

だから、こうして現在とても前向きになれているんだと思うし、気軽にいろいろ相談したり、何でも話すことができるようになりました。

一人じゃないって大事。

今、苦しんでいるあなたにも、そういう人が傍にいたらいいけど、もしいなくても大丈夫だから。

私で聞けることは何でも聞くし、相談にも乗るから、DMでもいいし遠慮なく言ってきて欲しい。

全く経験してない人には分からないことも多いし、心無い言葉をいう人も中にはいるかもしれない。

それでも、ちゃんと信用してくれて、あなたをまるまる受け入れてくれる人は絶対いるから。

心配しないで。

とても辛かったけど“死”を選ぶことなく、これまで「過去」と毎日戦ってきて良かった。

立ち止まったり、涙を流した日も、たくさんあったけど、前に進むことを諦めることは一度もなかった。

おかげで今は“よく笑う優しい人”と言ってもらえるようになりました。

どんなことがあっても、そんな自分を褒めてあげれる日は必ず来る。

あなたも例外じゃない。

そう信じて欲しい。

まだまだやりたいことはいっぱいあるから、私は前を見て突き進む。

嫌な夢を見て立ち止まりそうになった時は、ちょっと休憩をしてあげて、また歩き出す。

過去を変えることは出来ないけど…

そうやって私は“18歳の私”と一緒に生きていく。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※美容家を含む「多くの女性の力になる活動」を、これからもっとしていきたいと思っていますので、協力していただける方は、サポートしていただけると嬉しいです。

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