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慣性の法則

赤信号。横断歩道の前で止まる。
早く帰りたい。止まりたくない。

この場面になるたびに、止まりたくないのは慣性の法則によるものなのではないかと思う。
物体は変化を嫌う。歩いているなら歩き続けたい。今の状態を維持したい。これが事故につながることもあるのではないかと思ったりもする。

変化には、エネルギーを使う。
歩くという動作をやめる。
止まった状態から動き出す。
エネルギーは有限だから、なるべく省エネしようと脳が司令しているんじゃないかな。

でも。ふと、止まることでエネルギーがちょっと回復するかもって思った。
動き続けるとエネルギーは気づかないうちに消費されていく。そうか、止まることで、エネルギー消費に気づくこともできる。

止まることの大切さ。
慣性に負けず、止まることができるかどうか。

忙しさを止められないのも、慣性の法則かもしれない。

第11章 留まることで見えてくるもの

『限りある時間の使い方』

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