やりたいことに理由は必要か
「なぜ、子どもたちと関わりたいのか」
ある先生に言われた言葉。
それまで考えたこともなかった。
この問いの答えが出るまで、子どもたちと関わってはいけないような気がして、一人になった。
考えても考えても、後付けの理由ばかりで、どれも本当の自分の思いじゃない感じがした。
考えれば考えるほど、出てくるのは怒りの感情。
理由なんて、必要なのか。
やりたいことに、理由なんかあるのか。
やりたいから、じゃダメなのか。
それでいいんじゃないか?
理由なんて、やりたいことをしていく中で、自然とわかってくるものじゃないか?
こんな思いを抱える中で。
『青の数学』に出会った。
主人公の栢山と自分とを重ねた。
なぜ、数学をやるのか。
そこに理由は必要か。
栢山も、似たようなことを考えている。
やりたいことをやり続けていく。
そうすれば、いつかたどり着く。
自分なりの「答え」にたどり着ける。はず。
僕は、教育を考え続ける。
子どもたちと、関わり続ける。
とりあえず、子どもたちと関わることができるまで、数学をしていようと思う。
『青の数学』を読んで、数学をしていたら、どこかにたどり着ける気がした。なんとなく。
これは、違うか?
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