漫画の影響で自分ががどんどん変わっていける、そんな漫画の話
わたしを構成しているというより、これからもガンガン影響を受けまくって大事だと感じたことを取り入れたい、そんな漫画を選びました。
10代20代に読んだ時より、40代の今、読み直すと全然何とも思わなかったエピソードや登場人物がすごく心に刺さるようになりました。
特にベルばらは。
宝塚スキーなので、いろんなベルばらを拝見していて、焦点を当てる人物を変えるとこんなにも違う印象を持つものなのかを実感したばかりです。
★まず5つの漫画をリストアップ。
・『papa told me』
父子家庭の知世ちゃんの鋭い視点が光る、日常を描いてます。
お父さんがかっこいい。知世ちゃんがかわいい。
そして、小学生の知世ちゃんがセンスがいい。
・『ときめきトゥナイト』
ファンタジーラブロマンスでいいのでしょうか?
初めの方は、普通にりぼんに連載されている中学生の初恋のお話だと思うのですが、だんだん、2000年前の思いを超えて魔界の王子様と世界を守る壮大なお話になっていきます。
・『薔薇のために』
一言では言い尽くせない、心に突き刺さることだらけのお話(雑)
ぜひ、気になったら手に取って読んでいただきたい。
私が説明すると本当に安っぽくなってしまいます。
・『ベルサイユのばら』
言わずと知れた歴史大作
フランス最後の王妃マリーアントワネットとスウェーデン貴族フェルゼン、男装の麗人オスカルとの3者を据えてフランス革命を描いてます。
・『テニスの王子』
この中で毛色の違う作品。ジャンプで連載していた中学生テニス部を舞台にしたスポーツ漫画です。
この漫画で2.5次元ミュージカルにはまりました。
★その漫画のどんなところに影響うけたの?
『papa told me』では「当たり前は人それぞれ」と気づかされます。
父子家庭の主人公に「お母さんがいないのは大変ね」という人がいても、主人公は別に何も大変なことはないのです。お父さんとの暮らしが当たり前なのですから。
独身女性に対する一方的な見方。男の子だからぬいぐるみをいつまでも持ってはいけないという固定概念。
なぜ、いけないの?なぜ、おかしいの?
固定概念に疑問を持てる、知世ちゃんが素敵だと思いました。
『ときめきトゥナイト』は主人公の一途なまでの愛の深さは見返りのない無償の愛につながるものに感じました。
現実味のないファンタジーですが、どんな人間(まあ、お父さんは吸血鬼だしお母さんは狼人間なんですけど)でも通ずる、心の底からの無償の愛は周囲の心を動かすものだと思います。
『薔薇のために』で、主人公が兄弟たちから鋭い厳しい言葉を浴びせられます。
「薔薇にはとげある、でも、とげは見える」
陰で厳しい言葉を言えば陰口になりますが、見えるように言えば本人のためにもなります。
まだまだエピソードは数え切れません。他人は華やかに見えても一人一人思いを抱えて生きている。見た目だけではわからないことが深く関わることで分かる。でも、深く関われるかはどれだけ本当の心でぶつかっているか、なんじゃないかと思います。
『ベルサイユのばら』
歴史が好きになったきっかけの漫画です。
やはりオスカルの生き様に初めは心酔するのですが、年齢があがるとともにマリーアントワネットの女性としての母としての気持ちや、夫であるルイ16世の深いやさしさを感じるようになりました。
オスカルに求婚するジュローデルの男性としての器の広さも、なかなか男前で、自分もこういう思考ができたらと思ってしまいます。
…愛する人の一番の幸せを願い、愛する人が不幸になれば自分がこの世で一番不幸になる…
相手も自分も尊重している、そういうことですよね。
『テニスの王子様』は見てて痛快なテニス漫画です。
派手な技のオンパレード、個性の強いライバルたち。暇な時間なんて全然ない。
主人公は天才ルーキー。でも、早々にテニス部の部長に打ち負かされます。
強くなりたい、その気持ちは天才であっても努力を必要とする地道なものなんですね。
チームの力は個々の力を増大させる、そういうシーンもあります。
一人では乗り越えられないことも、仲間の存在で乗り越えられる。
孤独な天才ルーキーが部活に身を置いて学校を背負って戦う、そしてみんなで苦難を乗り越えていく。やっぱり気持ちいいですねー。
★まとめ
私を構成している漫画というより、あこがれがたくさん詰まった漫画を紹介させていただきました。
・自分が持っていなかった新たな視点を教えてくれた。
・人は変わっていける、環境次第で、自分次第で。
・普遍的な道理の再確認。
・年を経て気づく登場人物への魅力。
・人は一人で何でもできるわけではなく、周囲の力あってこそ。
そんないろんな気づきを与えてくれた、漫画たち。
ありがとう、また、読み返してみよう。
まだまだその漫画で、自分のとって新しい発見があるかもしれない。
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