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Yuuri
2023年4月22日 01:19
銀座の夜の街を歩いていた。たくさんの外国人と洗練されたファッションで歩く人々。ネオンがきらり、きらりと、輝いていた。わたしが今の部署に異動してオフィスに来た頃、この道にはほとんど誰も歩いていなかった。電気は消されていて、レストランには休業の張り紙があって、コンビニだけが賑わっていた。でもみんなマスクをしていて、嬉しそうな人はいなかった。いたのかもしれないけれど、分からなかった。それがまるで
2023年4月13日 20:55
平野啓一郎さんの『マチネの終わりに』を貸してくれた友だちがいた。そのあと自分で本も買ったし、映画も何度か見た。今はもうあんまり会わなくなってしまった友を大切なときに思い出す。そしてこの本の通り、少しすれ違った人生のあとにきっと、また出会う。細く、細く、繋がっているのだと感じる。これはわたしの携帯電話のメモに記されたいつかのもの。確か、北海道に訪れたときに書いたような、気がする。いや、もっと