![無題4-01](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11427288/rectangle_large_type_2_273d21cf4f280e50fded474b2dbadaa5.jpeg?width=1200)
【笑話小話2】平成に置き話
〔平成最後の大晦日・紅白歌合戦中〕
娘「あ、この人、初めて出場らしいよ。……よ、よ、よ……よねつ(米津)……げ……げんすい(玄師)……さん……? ……変わったお名前だね」
母「……今、“よねづけんし”って言ってたと思うけど……」
娘「あ、そうなんだ! “米津”って字を見ると、よねっちゃんしか浮かばないからさ~」
母「……よねっちゃん? ああ、中学の時のヒゲの……堀内○雄そっくりの!」
娘「そうそう、美術のセンセーで女バス(※女子バスケットボール部)の顧問だった。初めてこの人の名前見た時、よねっちゃんと同じ苗字だ~しか浮かばなかったけど、読み方違ったんだ。失礼失礼」
母「そんな人、いたね、そう言えば」
娘「何ヶ月か前に、たぶんお母さんのコーヒー買いに行く時に、渋谷のTSU※AYAのとこに横長のポスター貼ってあって、それで名前見たのが最初かなぁ? そん時もさ……名前が“米津玄”までしか見えなくて、最後の文字が隠れてたんだよね」
母「へぇ」
娘「だから、何か勝手な想像で、『この人、お米の好きな人なんだなぁ』とかぼんやり思いながら通り過ぎたんだよね」
母「何で、米好き?」
娘「いや、だからさ……最後の文字が見えなくて、頭の中でこの人の名前が勝手に『米津玄米』さんに変換されてたワケ」
母「………………」
娘「もう、超お米好きな人にしか見えなくない?」
母「……あ、ちょっとチャンネル変えるよ」
娘「……(聞いてねーな)……」
平和に更けた、平成最後の大晦日の話。父は終始寝ておりましたとさ。
~いつも通りオチなくおしまいw~