『玉と石の神話50』
地を、海を侵食するように近づく敵を後目に、琥珀とトパーズは無事に城へ戻った。他の地に赴いた者達も続々と帰還した。
「感謝する。これで最小限に食い止められる」
王の労いに、琥珀は静かに礼を取った。だが、トパーズは、共に控えながらも何かを言いたげに王を見上げた。
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