『玉と石の神話40』
「地形的に見ても状況的に見ても、北方が一番危険だ」
「北方…」
王の説明に金剛が低い声で呟くと、間髪入れずに琥珀が申し出た。
「なれば、北方には私とトパーズでゆこう」
その口調には少しの躊躇いもない。
「琥珀…!」
振り返った金剛に、琥珀は尚も坦々と続けた。
ひとつぶやき新話de神話_玉と石の神話

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