『玉と石の神話65』
王妃はそのまま琥珀を抱きしめた。驚きに硬直する琥珀から離れてトパーズを、そして金剛を。
─我らが愛しき子等よ─
脳に響いた言葉は、この王妃が、神より預かったこの世界、万物の母たる大地なのだ、と物語っていた。
「…未だ不完全なる御子を、後の世にお導きください」
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