『玉と石の神話37』
「金剛様!金剛様!」
金剛と琥珀は顔を見合わせた。扉を開けると、数人の家臣たちが息を切らせている。中にはひどく青ざめた者もおり、尋常ならざる雰囲気が漂っていた。
「何事か?」
「王が至急お出で戴きたいと」
それ以上答えようとしない。
「わかった。すぐに参る」
ひとつぶやき新話de神話_玉と石の神話

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