逃げた女の、いい思い出

 
 
 
フォロワーさんの『逃げた男』(←元ネタはこちら)を読んでて思い出したので、忘れないうちに書いとくことにした。

ぶつかった(挙げ句に弾き飛ばされた)けど『いい思い出話』。


あれはまだ、某・T横線の渋谷駅が地上2階にあった頃。

仕事上がりの帰宅中、改札を抜けて電車に乗ろうと走っていた私に、クロス角度からスゴい勢いでぶつかって来たおじさんがいた。

当然、その時の私は勢い+力負けしてハジき飛ばされた。
(高校生の頃の私なら、逆にハジき飛ばしていた可能性が高い)

私は、正にマンガの登場人物のようにクルクルっとバレリーナの如く3回転くらいして、近くでしゃべっていた、

 
スラリとした

イケメンの

高校生3人組

 
……の中に飛び込んだのだ。

突然、回りながら飛び込んで来た謎の(彼らから見たら)おばさんに、びっくりポン!くらい驚きながらも、3人が3人とも腕を広げて支えてくれた。
(スリムでも体育会系だったようで、さすがによろけるような軟弱な子たちではなかった)

そして彼らも驚いてるんだけど、ハジかれた私もびっくりした状態で。
(クルクル回ることなんかありませんから)

「「「大丈夫ですかっ!?」」」

……と、『イケメン大丈夫ですかっ!?混声してない合唱団』(←元ネタはこちら)の声に我に返るタワシ……じゃなくて私。

「だ、大丈夫ですっ!」

……と叫んでクルリと向きを変え、私は電車に飛び乗って逃げた。

ちなみに、私をすっ飛ばしたおじさんは、私が高校生の中に飛び込んだのを呆然と見届けてから、安心したように黙って逃げおった💢
(当然、私も、顔も覚えていない)

あんなに緊迫(?)して慌てた状況の中、私は3回転しながらも彼らがスラリとしたイケメン高校生3人組だったことだけはしっかり見ていた。

……と言うか、ちゃんと飛び込むところを選んだ、としか言いようがない。

この件は、とってもいい目の保養の記憶として残っている。

あ、100パーセント実話です✋

いや、単にそれだけです。

チャンチャン💡
 
 
 
 
 
 

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