『玉と石の神話33』
そこに問題があるとは到底思えず、さすがの琥珀も首を傾げた。だが、トパーズの感覚の鋭さを誰よりも信頼しているのは、他ならぬ琥珀である。
「部屋に満ちていた潮の香りのせいではないのか?」
「その潮の香りだ。王は、まるで海のようだった」
琥珀の脳裏に仮説が過った。
ひとつぶやき新話de神話_玉と石の神話

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