モリモリ☆ボス〔弐〕
【注】ボスって こんな人
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(私にしては)マジメなコトを考えると、次はどーでもいいコトを考えたくなるのが悪いクセ。
前にも書いたかも知れませんが、ボスはまあ、高齢な方です。
歳のワリに元気でパワフルであっても、やっぱり初めて会った時とは違います。
(ちなみに15年くらい前なので、当時は高齢ではなかった)
ですから尚更だとは思いますが、若くても、自分が前に話したコトなんかで忘れちゃってるコトってありますよね。
私はしょっちゅうです。(ちょっとヤバい域)
特にボスの場合、各地に出張しますから、そのたびに各地の社員に話したり、各地のセミナーに参加されたお得意様に話したり、私たちと食事するたんびに話したり・・・しているうちに、どの話を誰にしたか、なんて忘却の彼方なのは仕方のないことです。
だからと言って、年に2回も3回も誕生日やら年齢を聞かれた挙げ句に、
毎回、驚かれるのは納得が行きませんけど
そんなボスも、内心はともかく建前上の『高齢者なんだって自覚してるよ!』アピールをするのですが。(主に気持ちが弱っている時)
そうじゃない時は『まだおれは○○よりしっかりしてると思うんだよな!』と、一回りは下の社員を引き合いに出して『おれ、元気!』アピールをするコトもあります。
いったい、どっちなんだよ?
ってな感じですが、わかりやすくてかわいい(と思える時もある)。
そして、そのアピールのたびに私にいうセリフが、
『悠凜くん、おれが3回同じコトをしゃべったら教えてくれな。ボケて来た証拠だから、そうしたらおれは引退するからな』
『はい、わかりました。でも社長は大丈夫ですよ~』
と、笑顔を張り付けて答えていますが、私のその時の心境は、と言いますと。
(大丈夫です!その話、3回どころか0が1個付くくらいの回数聞いてますから!もう、今さらですよ!)
これが正直なところ。
だけど半分くらいは仕方ない。だって、ホントに各地で話してたら覚えてられません。
ただし、あまりに色んなところで同じ話をしていた結果、その話の元々の出所である人を相手に得意気にドヤ顔で話してしまい、
『社長。その話、ぼくが社長にした話です』
と指摘されちゃったという・・・
しかしボスは負けません。
『お前が話すより、おれが話した方が説得力もありがたみもある!』
と返したそうな。
自分でもよく言ってますが、『転んでもただでは起きない』のだそうです。
今宵(真っ昼間だけど)はここまでに致しとうございます。