モリモリ☆ボス



【注】タイトルの『モリモリ』ですが、漢字にすると『盛り盛り』です。あ、メッチャ大食いのボスだと勘違いされた方がいらっしゃったらゴメンなさい。


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おわかりかとは思いますが、某・テレビドラマの七曲署・署長ではありません。私の名目上の『直属の上司』であるボスのことです。
このボス、もう80歳に近いながらも結構ユーモアがあるっつーか、話をモリモリ盛るタイプです。

このボスに関するエピソードや、ボスが私たちに話したエピソードを、記録を兼ねて少しずつ書いて行きたいと思います。

まずは紹介を兼ねて。


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<エピソード1>


ボスの携帯電話に、いくつのアドレスや電話番号が登録されているのかは知りませんが、登録したのは、ほぼ、私です。
ボスは電話の送受信とメールの返信、写真撮影は出来るのですが、


新規メールの作成は出来ません。(何故なんだ)


そのため、携帯電話を新しく変えると、いの一番に行なうコトがあります。
メールのやり取りをする相手と連絡を取った時に(当然ながら通話)、相手にお願いするのです。


「今度な、おれの携帯が新しくなったんだ。

悪いけどメール送っておいてくれるか?」


...あくまで、返信しか出来ないのです。

アドレス帳を呼び出して電話をかけるコトは出来るのに、そこでメールのマークを押せばすむコトなのに、な・ぜ・か。

また、出張中に私にメールを送ってくる時があるのですが、ものすっっっごく古いメールに返信をしてくるので、タイトルを見ても用件がまず判別出来ません。まあ大抵は、列車が止まってしまって動かない時のヒマ潰しにだったりするのですけど。

それでも新しいものに対する興味とかはあるし、若い女の子好きだし(イヤらしい雰囲気を出すワケではない)、お肉大好きだし、だから元気なのかなぁ~とも思いますがね(飽きっぽいし面倒くさくなると逃げるけど)。

ちなみにボスの奥方様は『本妻』と登録されています。
なお、他の誰かを『側室』という名前で登録した記憶はありません。


<エピソード1>何でそこでメールのマークを押さないのか?~完~



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<エピソード2>


ボスは女の子が好きです。ほんとーーーに好きです。まあ、歳はとっても男性ですから当然です。しかし、やたら男性になつかれます。

本人は、迷惑そうなコトを言ってますが、実は内心、まんざらでもないようです。別に『男性がどうこう』という意味ではなく、自分の周りに自分を好いてくれる人が集まってくれるコトに、ワリと喜びを感じちゃうタイプ。かわいいって言えばかわいい、わかりやすいオッチャンです。

「おれは男はいらん!なのに、おれの周りには男ばっかり寄って来る!」だの、
「おれはちょっと女っぽいような男に寄って来られる。あんまり、そういうのに寄って来られると、まんざらでもなくなってその気にさせられたら困る!」だの、

まあ、何だかんだ言いながらも、余程のことがなければ邪険にはしません。
でもやっぱり、女の子がいいみたいです。

事務所にはよく営業の電話がかかって来ますが、ボスに繋ぐかどうか確認すると、


「女か!?若いか!?」

と聞かれ、


「若い男性の方です」

と答えると、


「今、忙しいから断っといて」


と言われ、


「若い女性のようです」


と答えると、


「よし!おれが話を聞くぞ!(♪)」


と返ってくる可能性が高いです。


ボスを見ていると、ある意味、わかりやすい男性の見本だなぁ~と思うのでした。


<エピソード2>声だけだとたまに騙されて、若い女性じゃないコトもあるんですよボス、ゴメンなさい~完~



今宵はここまでに致しとうございます。







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