公務員(地方公務員)か民間か・・・迷っている学生さんに教える”市役所”のリアルについて
結論・・・
こんな人は地方公務員になるのがおすすめ
今特にやりたい仕事がない
社会人としてやっていける自信がない
お金は平均的にもらえればいいから、社会的安定を得て、平均的な生活水準を維持して楽しく仕事をしたい
という人は、地方公務員という選択はおすすめです(^^)/
あなたが公務員になりたい理由はなんですか?
2021年度のマイナビによる大学生を対象にした公務員についてのアンケートでは、
公務員になることを「考えている」学生の就職観は、
「個人の生活と仕事を両立させたい」が34.9%で最も高く、
次いで「楽しく働きたい」が22.3%でした。
皆さんが公務員と民間どちらを選ぶかで重要視していることは、
公務員は民間よりも仕事内容や人間関係において楽しながら
自分の時間を取れるのか!
楽しく働けるのか!
ということではないでしょうか?
実際・・・まとまった自分の時間は確保できる
現在市役所で働いている私の感想は、
係によって同じ市役所の中でも忙しさはとても違う!ということです。
しかし、市役所全体の平均退勤時間は肌感覚で17時45分くらい。
18時にはほとんどの職員は帰っています。
また、基本土日祝日休みで、民間と比べると自分の時間を
まとまって取れるのは事実その通りだと思います。
実際・・・地方公務員は穏便傾向の人が多いが・・・
昨今公務員を見る目は厳しいため、対外的なイメージを悪くしないために
公務員もちゃんと仕事して、常に新しいことをしようとする姿勢が求められています。
民間と同じで、開拓精神と、対外イメージへの配慮をしなければなりません。
しかし、民間のように職員は厳しいのかというと、そうでもありません。
民間の場合は、新規事業や顧客の開拓は利益と直結し、会社の存続にも
関わってくるため、社員は厳しくなります。
しかし、公務員の場合、新しいことをしたら、
次に来る職員の負担が増えてしまい嫌がられます。
また、倒産することもないので、無理して新しいことをする必要もありません。
なので基本的にほんのわずかな前進でもよしとします。
そのため、公務員は少しづつ進めればよいので、穏便に仕事をすることができるんです(*´ω`)
しかし、私は色々な課に配属されて色々なタイプの職員と一緒に仕事をして、
色々な人間関係の様相を見ることができたのですが、
職員は大きく分けて3タイプいました。
①楽しく仕事をしたいと思って周りと協調して仕事をしているタイプ
②面倒ごとを避けて前例踏襲で自分の仕事だけをするタイプ
③仕事ができて情熱があって部下にも能力と熱意を求めてくるタイプ
の3タイプの職員が存在していると気が付きました。
この中では③情熱部下叩きタイプの上司と一緒に仕事をするときだけ要注意です。
彼らは地方公務員の中でも稀な開拓精神の持ち主で、
市民のために薄給でも全力で仕事をする人たちで、
明らかに周りから頼りにされつつ、内心面倒がられています。
彼らは、頼りにされ、努力している分発言力も高まりますが、
仕事に対する理想が高い分、命令しやすい部下に対して自分と同じくらいの能力や努力、熱意を求めてきます。
1年目の新卒でも半年たつと他の職員と同様の能力を当たり前のように要求してきたりします。
さらに彼らは、基本面倒見が良くない傾向にあります。
自分も新規採用1年目で③情熱部下叩きタイプの下で働くことになりボコボコのボコにされました(笑)
もし③タイプの上司と一緒に働くことになった場合は、覚悟を決めて、メモを取りましょう。
WORDにメモしていけば、検索機能ですぐに確認できるので、おすすめです。
詳しくはプログラミングの学習方法についての動画内容ですが、マナブさんのこちらの動画で詳しく説明しております。
https://www.youtube.com/watch?v=gOM99xFQ3E0
でも、苦しかったら休めるし安心
しかし、本当に苦しい時は、休んじゃっていいんです。
公務員のいいところは病気休暇を取りやすいということです。
特に新規採用者や若手は長期休暇を取っても、その分の仕事は誰かが代わりにやれちゃいます。
それくらい若手の仕事はベテランなら何とか回せていけるものなんです。
私も精神科で診断書一枚書いてもらい、それを課長に提出したその日から3か月の休みをもらいました。
その後別の部署で復帰させてもらい、①や②タイプの上司と一緒に仕事することができて、半年で自信を取り戻しました。
そして、ほぼ職員は①か②のタイプが占めていることがわかりました。
全体の5%くらいの③タイプを避けさえすれば人間関係も楽ですし、楽しく仕事ができます。
さらに、どんなに若手でも、その課に3年もいたら、
新しく異動してきた上司からも頼られることになります。
そこで社会人として自信をつけることもできます。
公務員になって6年目 今どう思っているのか
私が公務員を目指したのは、
自分が社会でやっていける自信がなく、やりたい仕事もなく・・・
お金を稼ぐことよりも、社会的安定を得て、少し贅沢できる平均的な生活を送れるだけで満足だと思ったからです。
実際に平均的な生活なら、お金のことを考えなくても溜まっていきますし、
その分を投資に回すこともできます。
投資を学ぶだけの自分の時間も公務員だからちゃんと確保できます。
公務員になれて幸せだと今でも思っています(*^-^*)
しかし、自分に自信が出るにつれて、空いた時間にYouTubeや書籍で
世の中を知るにつれて、もっと自由に仕事をしてみたいと思うようになり、
学生の頃にはなかった、やりたいことを見つけることができました。
公務員は、さまざまな部署を経験でき、人間を観察でき、
様々な民間業者と関り、お仕事を間近で拝見できる機会もあります。
生きた現場の知識をお金をもらいながら経験できる素晴らしい仕事だと思います。
ですので、今は何もしたいことがないあなたに、公務員という仕事はおすすめです。
そのまま安定の公務員として生きてもいいですしね(^^)
最後に
市役所職員の観点から
自分に自信ないし、やりたいことない という人が
市役所職員になれば
「個人の生活と仕事を両立させられるか」
「楽しく働けれるか」
ということについて話してきました。
結論は、
個人のまとまった時間は確保しやすく
穏便な人ばかりの職場環境に加え、苦しかったら休むことも容易にできる
以上から、
地方公務員なら
「個人の生活と仕事を両立させられる」
「楽しく働けれる」
と思います。
給料は平均的ですが、やはり民間のように
ノルマや倒産の危機におびえなくて済むのは、長い人生を平穏に暮らすためには大事なことですよね(´ー`)
地方公務員は、まだやりたいことが見つけられない学生さんが、
社会勉強のためにとりあえず入ってみる、
ということもできる万能な仕事だと思います。
情報化社会で色々な働き方を知ることができる今の社会だからこそ、
自分が今何をしたいのか、決められない人は多いと思います。
地方公務員はそんなあなたに、考える猶予と機会を与えてくれる職業だと思います。
この記事がみなさんの思考の一助になれば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました(^^)/
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