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12月7日 詩人の聲に出演します。

第79回 「友理の聲・詩人の聲」
第2331回 
天童大人プロデュース・アートパフォーマンス Projet LaVoix des Poètes

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12月7日(土)
17:00 スタート 16:30オープン
場所
アートスペース カシュカシュダール(自由が丘)
〒158ー0083 世田谷区奥沢5−21−12
チケット 3,000円(当日)、2,500円(予約)

お申し込みはメッセージでよろしくお願いいたします。


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今年、大切な人を4人亡くし、
人間の生き死にとは一体なんだろう、という想いから、何故「聲」を撃つのか、を、深く考えた一年でありました。

過去累々脈々と繋がっている「人間の想い」にわたくしが寄り添うことができる唯一の方法は、「肉体を伴ったわたくしという人間の肉聲」である、と、わたくしは考えております。

この娑婆で生きていく上では避けられない生病老死、不安と向き合いながら、
それでも生きて行く。その尊さ。

そこから絞り出す人間の想いに、
寄り添って寄り添われて、共に生きていきたい。

亡くなった人とはもう会えないかもしれない。
その人の肉聲はもう聞けないかもしれない。

しかし、場所、会ったことのある人の心に、その人の聲は残りつずけると感じております。

筑豊に刻まれたゴットン節もまた、地底に刻まれた「人間の想い」であり、わたしがそれを知る前からずっとそこにいてくれた、「肉聲」であったと気づきました。

そういうものと寄り添って絡み合って。
言葉と聲を紡いでまた未来に繋いでいく、
別の人間に返していくということができるのは、それが可能であるのは肉聲である。

だからわたしは書きたいし、聲を撃ちたいです。

「人間が残ることがあるだろうか
人間の声が残るだけだ」--西脇順三郎「野原の夢」

今年最後の「友理の聲・詩人の聲」に、
どうぞお付き合いくださいませ。

友理 拝


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