手越くんとイッテQ、人生で願う事の尊さ
手越くんがイッテQに出ているのを見た。一応最初に書いておくと、私はファンでもなんでもなく、というか彼のことをほとんど何もわかってない状態でこの記事を書いている。
なので、軽く読んでもらえたらいいし、違うなと思ったらもちろん途中でバックしてもらって全然構わない。
どこぞのアラフォーが思ったことを適当にただ書いているのだと考えてもらえれば有り難い。
◇
コロナ禍で彼がしたことは軽はずみで、当時の情勢下では許されないことだったのだと思う。もしかしたらそれより前から色んな歯車が狂いかけていて、トドメがコロナだったのかもしれない。
そして彼は失った。大切にしていた場所を。きっと二度と戻れないと思って過ごして来ただろう。家族だと思っていた場所を遠くから切望しながら、戻れないことを受け入れるしかない現実は悲しかったと思う。
失わない道もあったのかもしれない。でも、なんとなく彼がやりたい事を貫いたら、早かれ遅かれ失わざるを得なかったような気もするし、仮に彼が過去に戻れるチャンスがあったとしても同じ結果だったような気もする。
だけど、イッテQという場所が彼にとってすごく大切な場所であったのも真実だと思う。離れても変わらない。むしろ離れたからこそ、余計にそう思い続けていたかもしれない。
そして4年の間に状況は変わった。コロナは終息して、彼が以前いた事務所も色んなことが明らかになった。彼がしたことは当時は過ちだったのかもしれないけど、今なら「もういいよね」と思う人がたくさんいると思う。
だから、今日、彼はイッテQに戻って来られた。二度と戻れないと思っていた大切な場所に。宮川大輔さんが何度も泣きそうになっていて、嬉しかっただろうなということは画面越しにも伝わってきた。
そして思った。人生にはきっとそういう時があるんだろうなと。間違えてしまう時はある。願ってもどうしても叶わない時もある。そのことに絶望して泣くしかない時もある。
だけど、何かを大切だと思えることは尊い。好きな人でも家族でも思い出でも。大切だと思う気持ちだけは忘れたくない。例えその対象を今は手放すしかなかったとしても、心の片隅に願いだけは置いておきたい。
苦しいなら鍵を掛けたっていい。心の奥底に深く沈めたっていい。大切なものほどそうだ。失ってから想うのは辛い。だけど、どうか自分の気持ちを投げやりに捨てたりはしないで。
だって、時が経てば色んなことが変わっていく。環境や物理的な変化、考え方や気持ちの変化。一つ一つは小さい変化でも、少しずつ変わっていく。
そして、その大切なものは、ある日突然、もう一度自分のもとに戻って来るかもしれない。過去に悩ませた余計なものは何もかも消えて、まっさらな状態で。
その時は、温め続けた願いを優しく抱き締めたい。そして、大切なもののすぐ近くで、嬉しいと泣いて、心から笑えたらいいなと思う。
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