なぜ好決算でも株価は落ちるのか
仕事の影響や体調不良で更新に時間がかかってしまい申し訳ありません。
今月より順次更新をしていきます。
今日は決算トレードについて書きます。
トレード手法というよりは、初心者の方が疑問に思う「好決算なのになんで下げたの!?」って言うようなことについて私なりの見解を書いていきます。
■決算トレードとは
決算トレードとは、読んで字の如く決算に関連するトレードのことです。
分類するとすれば
①決算跨ぎ
②決算直後(PTS)
③決算直後(ザラ場)
この3つでしょうか。
①決算跨ぎ
決算より以前に買っておいて決算日を迎えるトレードです。
決算ギャンブルと言われたりもします。
好決算でも下げたり(後述します)、黒字の見通しのはずが赤字に転落、減配など何が起こるかわかりませんので、余程自信がない限り非推奨です。
株価が大きく変動しやすいので注意が必要です。
②決算直後(PTS)
決算は前場引け後、大引け後に開示されることが多いため、決算短信を秒で読み、チャートを分析して上げるであろう株(または売られすぎの株)を時間外取引(PTS)で拾いにいきます。
決算書を読む力とそれなりの度胸が必要です。
PTSで上げたのに翌日ザラ場で爆下げなんて事例もありますので注意は必要です。
PTSで安く買えたらPTSで売り抜けてしまうのも手です。
③決算直後(ザラ場)
(決算トレードの中では)1番リスクが少ないトレードだと思います。
ただし、値動きは激しくなりますので以下の点を決めてからトレードをしてください。
●時間軸
ものすごく重要です。
1、決算後で値動きの激しいところをデイトレや短期のスイングで利益を取るのか。
2、好業績の企業を今後も伸びていくと信じて長い時間軸で現物資産として保有していくのか。
1は、好決算・悪決算どちらでもできます(空売りをする場合)
2は、基本的には好決算前提です。
なぜ時間軸の設定が重要かというと、好決算でも売り込まれて一時的に株価が下げることがあるからです。
好決算だ!と成行きで飛びついて買ってしまいドンドン株価は下げて捕まってしまい、、、
なんてこともありえます。
その株価に見合う決算内容なら、いつか株価は戻していくことが多いですが、戻すまでの間に資金拘束が発生します。
また、信用取引の場合、金利や決済期日もあります。
いつ戻すかわからない不安や恐怖、資金拘束による機会損失を回避するためにも無理のないロット、損切りラインの設定、これらは徹底しましょう。
(好業績の場合は、損切りではなくナンピンという手もありますが資金管理は必須です。ナンピンは適当にしても損失を拡大させることがありますので、安易にすることはオススメできません。)
■なぜ好決算でも株価は落ちるのか
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