ガチ初心者シリーズ番外編その2(HYPER空売りってどうなの?)

ガチ初心者シリーズの番外編です。

今日はHYPER空売り(ハイカラ)について自分の考えを書いていきます。

ちなみに私はマイルールとして基本的にハイカラはしません。
そのあたりの理由も後述します。


■そもそも空売りってなに?

通常、買いポジション→売り決済の順で取引をするのですが

空売りはこの逆で売りポジ→買い戻し決済の順で取引を行います。

なので、通常は株価が上がると利益がでますが
空売りの場合は株価が下がると利益がでます。

なんでこんなことできるかというと
仕組み的には他人の株を勝手に借りてきて売っちゃってるんですねw

借りたものは返しましょうってことで、買い戻して返さなきゃいけないわけです。
※買い戻す代わりに自分が持っている現物を返す「現渡し」という返済手段もあります。

初心者の方は、まずはこの現渡しを使った「つなぎ売り」で空売りの練習をすることをオススメします。
リンクを貼っておきますので、未読の方は併せてご覧ください。


■どんな銘柄が空売りできるの?

貸借銘柄と呼ばれるものが空売りができます。
各証券会社のアプリなどから確認ができます。

貸借銘柄

「売り」の欄を見てもらうと制度信用、一般信用(無期限)ともに空売りができることがわかります。

では、空売りできない非貸借銘柄はどうなっているかというと売りの欄がすべて✕または、HYPER空売りのみ◯になっています。


■HYPER空売りって?

上記のような非貸借銘柄を証券会社が空売りをできるようにしたサービスです。

急騰銘柄で非貸借銘柄が調整が来そうなときにHYPER空売りをすると下落時に利益を狙うことができます。

しかし、注意しなければいけないことも多々あります。

■HYPER空売りの注意点

  1. 通常の手数料に加えて手数料(HYPER空売り料)が余分にかかる

  2. 各証券会社ごとに在庫に限りがある

  3. その日中に決済しないといけない


■HYPER空売りはしたほうがいいの?


個人的には初心者の方にはオススメできません。

上記の注意点の3はデイトレとして割り切ってしまえば良いのですが。

問題は1と2です。

1は、手数料が1株につき◯円と余分にかかるため少し損をした状態からスタートをしなければいけません。(仮に同値撤退しても損失)

2は、在庫に限りがあるというのがなかなかにやばい
大口が本気で買いで踏み上げてくればどうなるでしょう?
空売り勢も必死でナンピンしたりして対抗してきます。

でも、在庫に限りがあるのでいつかは対抗手段がなくなってしまいます。

そうなればあとは買い方が利確売りをしてくれるのをお祈りして待つしかありません。
空売り勢の中には損切りの買い決済もする人がいるでしょう。
踏み上げ相場の完成です。

小型株でそのままストップ高に張り付くことも。
そうすれば決済もできず、翌日にHYPER空売り料に加えて高い持ち越し手数料を払って強制決済となってしまいます。

HYPER空売りは常に不利な戦いを強いられるのです。

そのため、きちんとトレンドを読んで確実に利益を取れる場面にいれる。損切りをしっかりできるなどリスク管理をきちんと行える必要があります。

こう書くとなかなかに初心者にはハードルが高く感じられませんか?

冒頭にも記載しましたが
無理に空売りを狙わず、まずはつなぎ売りなどから練習することをオススメします。

私は不利な戦いをあえてする必要はないと考えているのでHYPER空売りをしないマイルールにしています。

以上、ガチ初心者シリーズ番外編でした。

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