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【鬼滅の刃考察#07】竈門炭十郎はどこまで知っていたのか?

今日はひっそりマンガ語り。
ゆうTO3です。

今回は鬼滅の刃考察の第7回です。
主人公竈門炭治郎の父親、竈門炭十郎について考察していきます。

いつものようにネタバレ全開ですので、ご注意ください。

★★★★★

物語開始時点で故人である竈門炭十郎。しかし、炭治郎にヒノカミ神楽と耳飾りを継承した人物であり、炭治郎の回想シーンに現れて、炭治郎の窮地を間接的に救ってくれる。

連載中は「かつて鬼殺隊にいたのでは?」と考察する人もいたが、この可能性は限りなくゼロに近い。

鬼殺隊にいたなら、鬼殺隊の中に、炭十郎を知っている人や『ヒノカミ神楽』についてもっと詳しい人がいないとおかしい。

煉獄父も、炭十郎が日の呼吸の後継者であることに気付いたはずだ。

ところで、炭十郎はヒノカミ神楽の意味合いをどれだけ理解していたのだろうか?

全ては知らないかもだけど、その重要さを知っていた可能性は高いと考えられる。

炭治郎に対して、「この神楽と耳飾りだけは必ず途切れさせず継承していってくれ。『約束』なんだ」と真剣に話している。
この『約束』とは、炭十郎が彼の父親(炭治郎の祖父)とした約束なのかもしれない。

しかし、本来の『約束』。すなわち、先祖の竈門炭吉が、継国縁壱とした約束のことを示している可能性の方が高い。

縁壱が自分の子孫や、自分の仲間(鬼殺隊)には引き継ぐことができなかった『日の呼吸』

この『日の呼吸』を途切れさせないこと。
それは、縁壱が「何の価値も無い男」ではないことを証明することでもある。

それが、炭吉が自分の子孫に託した願いであり、この『約束』の意味合いも子孫にしっかり話していたのではないだろうか?

もしくは、炭治郎が炭吉の夢を見たように、炭十郎も炭吉の夢を見たのかもしれない。

炭十郎はいつか、炭治郎にも約束の意味合いを話すつもりだったのかもしれないが、思ったより早く自分の死期が来てしまったのかもしれない。

炭十郎は身体が弱いにも関わらず、ヒノカミ神楽を雪の中、一晩中舞い続けることができた。


これは炭十郎が、『日の呼吸』をほぼ極めていたことを意味する。

『日の呼吸』の真髄は特殊な呼吸により身体の疲労蓄積を限り無くゼロに近付け、十二の型を円環のように繋げて、攻撃と回避を繰り返しながら無限に戦い続けられる攻防一体の究極剣技である。

これはどんな鬼にも通用する。無惨のように首を落としても意味の無い鬼相手でも追い込むことができる。

(※縁壱の場合だと使い手があまりにも強過ぎて、そもそも長時間戦う必要が無いのだが、縁壱ほどの身体能力が無くても、日の呼吸を極めていれば無惨の逃亡を防ぎながら戦い続け、日の出まで追い込むことが可能である。

炭治郎は「極める」というレベルにはまだ遠く、猗窩座との戦いでのダメージと疲労があったため、1人では無惨を追い詰めることは出来なかった)

こう考えると、竈門家はもう少し積極的に鬼殺隊と関係していれば無惨をもっと早い時代に倒せた可能性もあるが、全ては巡り合わせ。

珠世さんの色々な薬が完成し、鬼殺隊の柱たちが充実し、炭治郎たち珠玉の若手が成長したタイミングの重なりが、過去から繋いで来た想いとも重なり、無惨を討ったのでしょう。

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