【ヒプマイ考察#7】歌詞考察 HUNTING CHARM
音楽原作キャラクターラッププロジェクト
『ヒプノシスマイク』
(通称ヒプマイ)
今回の歌詞考察ではヨコハマディビジョン
Mad Trigger Crewのチーム曲『HUNTING CHARM』を取り上げます。
作曲: Dirty orange
作詞はICE BAHNの3名です。
バッチバチに韻が踏まれまくった曲ですが、特に最初と最後が印象的です。
零四五中 探驪獲珠 追奔逐北 憤慨奏
零四五→横浜の市外局番。ヨコハマを表す。
中→中央区、ヨコハマ対中央区の構図を表す。
探驪獲珠→四字熟語で「危険をおかして大きな利益を得ること」を意味する。DRBを制覇して、中央区からいろいろ大切なものを取り戻すという意思表示。
左馬刻サマなら合歓ちゃん、理鶯なら元上司の大佐を救い出すということ。
追奔逐北→四字熟語で「逃げる賊を追いかけて走ること」を意味する。
2nd DRBにおいてはFling Posseを追いかけて潰すイメージだが、他のディビジョンや中央区のことも指している可能性もある。
憤慨奏→これはたぶん造語です。「憤慨を奏でる」という意味だと思います。
ここで言う『憤慨』は様々な意味があり、左馬刻は乱数や中央区への怒り、銃兎は麻薬に対する怒り、理鶯は中央区への怒り、などが込められていると思います。
各人のソロパートは今回は割愛しますが、左馬刻のパートではポリシー(Life is not fair)を大きくフューチャーしたり、理鶯のパートではヒプノシスマイクがプロトタイプであることに触れていたり、設定をしっかり踏襲しています。
この歌で1、2を争うエモいフレーズが
歌の後半
「一人ずつハンティング
翻す反旗
ひっくり返すキッカケを喚起
再生の前に壊すのが先」
一人ずつハンティングは、言葉通り対戦相手を一人ずつ狩っていくということ。
翻す反旗とひっくり返すキッカケを喚起は、中央区に対するメッセージだと思います。
「再生の前に壊すのが先」はFling Posseのチーム曲『Stella』の象徴的なフレーズ「再生のVerse」とかけて、『相手が再生する前に自分たちが壊す』というメッセージになっています。
最後は最初と同じフレーズが繰り返されますが、一番最後の「憤慨奏」が「雲外蒼天」に変わっています。
雲外蒼天は四字熟語で、『困難を越えた先に良いことが待っている』という意味。
そして碧棺合歓のポリシー『雲の向こうはいつも青空』とも掛けています。
2nd DRBの楽曲はチーム曲、バトル曲ともに神がかっていますが、こちらもまた凄い曲です。