アヌビモンデッキについて(メルヴァアヌビ)
アニマルコロシアムで登場し、一挙環境レベルにまで押し上げられた「アヌビモン」そのデッキの簡単な概要と戦術の解説です。既知の方にはあまり目新しい内容ではないかもしれませんが、少しでも何かの役に立てば幸いです。
ちなみに、私自身は基本的にメタ的なデッキ構築を好むのですが、このデッキは珍しく正統的な動きをする順当進化のデッキの中でも自分の好みに合ったので使用しています。
1.アヌビモンデッキの特徴
デッキの名称にもつけている通り、このデッキのキーカードはアヌビモンです。
アヌビモンの「進化時」「メイン」の効果を使用し、コストを抑えつつ展開を広げていくことが基本的な戦術です。
また、自分ターンの効果で相手への妨害、または手札の増強を行うので効果に一切の無駄のないシンプルな強カードといえるでしょう。
どうあれ、攻めるにせよ守にせよこのアヌビモンにアクセスすることがすべてといえるデッキです。
そしてアヌビモンで登場させるのは基本的には「メルヴァモン」になります。
アヌビモンの効果で合計6コストマイナス。メルヴァモン自身のデジクロスで3コストマイナスの計9コストマイナスで登場。さらにデジクロスをする場合は基本的に「イグニートモン」を入れるため、「イグニートモン」の進化元効果でメモリープラス1。実質1コストで「メルヴァモン」が登場し、さらに登場時効果でプラス2体が場に並ぶことになります。
効果でデジモンが登場したときに「アヌビモン」の効果を使い、相手のデジモンを除去、自分のドローを繰り返しアドバンテージを稼いでいきます。
デッキ構築(ベースとなる構築)
自分の好みやプレイングのくせによって細分化していきますが、一応この記事では下記の構築をベースの構築として位置付けています。「アヌビモン」の効果を生かす上ではかなりシンプルで動かしやすいものになっていると思います。
各カードの簡易解説
デジタマ
アヌビモンの効果を使用する際に手札を破棄するためそれを補填できる。アヌビモン以外にも手札を破棄する効果があるため効果を使用しやすい。
メインデッキ
アヌビモンの効果発動の際にメモリーをもらえる。基本的に進化元に入るのが仕事だが、同時に一番進化元に入れておきたいカードでもある。
基本的な使い方はゴブリモンと同じだが手札の破棄ではなく効果でデジモンが登場した際のメモリープラス。中盤トラッシュのアヌビモンやドーベルモンを回収し展開の補助ができる。
進化元効果の使い方はラブラモンと一緒だが、メルヴァモンのデジクロス条件になるカードなので早期に手札かトラッシュに置いておきたい。アタック時効果で相手デジモンを処理できる点は忘れがちだがこのデッキだと使用できる場面が多いので留意すべし。
相手のメモリーブーストやデジモンでのメモリープラスを阻害する。相手の除去をこいつに充てられるなら御の字。このデッキの場合、油断しているとすぐに場に戻ってくる。
自分の展開も阻害するが、展開の最後に置くことでミラー対決やデクスモンをケアできる。DPも高くないので返しのターンで特攻したり進化させることで自分への被害は最小限に抑えられる。
メイン効果、進化元効果ともに手札破棄時のメモリープラス。成長期時点で効果が使えるのでメルヴァモン効果で登場させる候補としても優秀。
進化時に手札補充ができる。その際手札を破棄するのでツノモンやゴブリモンを誘発させ次の展開につなげられる。また、登場時に道連れを付与できるためメルヴァモンの効果で登場させブロッカーや速攻でのアタッカーとして役に立つ。トラッシュに置かれることが最もためらわれないカード。
このデッキで能動的に相手の究極体以上を除去しに行ける数少ないカード。展開の補助にはならないが、展開の途中で相手の置物を除去したり相手への牽制になる。進化元効果も後続を確保できるため無駄になりにくいが使いどころを選ぶカードではある。
性能的にはドーベルモンX抗体を進化させたような性能。自身に道連れがあるため相手の大型を処理しに行ける。進化時にボーナス、効果、ツノモンと合わせると計4枚のカードが手札に加わるのでアヌビモンを狙ってドローに行くことも十分に考えられる。
進化元効果でアヌビ展開を補助。また、進化時にデッキを破棄でき、めくる枚数で言えばブルーメラモンよりも多いため手札に後続がいれば展開をより広げやすくなる。
役割は序盤に記載した通り。このデッキ切り札でありメインギミック。
アヌビモンの相方。登場時のデジクロスには手札から出す際の縛りがないため使いやすい。レベル4以下の紫、クロスハートを場に出せるので、状況によってはレベル3を出せることは覚えておくと役立つかも。
自身の効果で登場コストをマイナスさせる効果を持つ中で「手札から」の記述のない数少ない1枚。アヌビモンと自身の効果が重複するため軽減幅が大きく、テイマーを使用する相手に対しては今まで以上に出しやすくなった。
デッキの性質上アヌビモンが手札に加わらなければ勝負にならない。展開補助も含め探しに行く。
役割はメモリーブーストと同様。低コストなのでメモリー調整もできる。
進化元効果まとめ
進化元で発揮する効果は基本的には2つのタイミング。手札を破棄したときか味方が効果で登場した際になる。細かな差はあるが大まかに覚えておくと楽。
手札を破棄したときの効果はアヌビモンになる前から使用するタイミングがあるので展開の役に立ちます。逆に展開途中に本来は発揮しているはずのものを見落とすと後からトラブルのもとになったりするので効果の発揮のタイミングは覚えておくといいでしょう。
苦手な相手
デジモン1体を究極体にまで育て上げて一気に決めに来る相手は苦手な部類になるが現状の環境ではそういった相手は少ない。ただしこのデッキ自体の展開の仕方がはっきりしているのでポームモン等の登場阻害の効果を持つ相手が出てきたときに対策がないとそれだけで詰む。また、レオモン等の消滅時効果でこちらの盤面に触る相手の場合は手札の切り方を考えなければあっという間にリソースが枯渇する。逆に、強力な耐性で耐える相手を数で押そうとしてアヌビモンを複数展開すると、数ターンでデッキが枯渇するので後続を用意しつつ、過剰な盤面にならないように注意して戦うことを意識するとよい。
ここから先は上記以上に個人的な思考が入っているのでご了承いただける方だけどうぞ
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