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黄ワク使いの覚え書き

割引あり

1.はじめに

記事をご覧いただきありがとうございます。ゆうです。
以前にも黄ワクチンの記事は書かせていただきましたが、「最近の情報も欲しい」との声をいただき少々アップデート版ということで今回記事を書かせていただきました。
前半は「黄ワクチンって何?」「握りたいけど回し方わからん…」って方向けの内容。
後半は「すでに相棒」「むしろ怨敵だわ」って方向けの内容として構成していますが、がっつりと私の思考を綴っているのでそれでもいいよ、って方のみご覧ください。

2.黄ワクチンとは

「名は体を表す」といいますが、他のデッキと同様黄ワクチンも名前の通り「黄色」+「ワクチン種」を主軸に添えたデッキです。大枠の解説はこちらの無料部分で解説しているのでよかったらご覧ください。
「黄ワクチン」と一言に言えど、実はいくつかの型があると思っています。大まかに分けると
・アーマー体型
・天使型
・ウェヌス軸型
・混合型
といった具合になります。それぞれ簡単に解説すると

・アーマー体型

Lv.4の中心をアーマー体を持つデジモンを据えて、マグナモンX抗体、ラピッドモンX抗体の制圧力でゲームメイクをしていく。私が主に使っているのはこの型で、この記事で主に解説する。盤面の維持が比較的容易でデジタマの選択によっては手札の重点もできる。相手の除去等に対する耐性を持つため苦手な対面が少ない。万能に立ち回れる分使い手の対応力が求められる。

・天使型

特徴に天使を含むデジモンを主軸に盤面形成をしていく。ドミニモンで全体に除去耐性を持たせつつ、セキュリティを操作したり除去をしてアドバンテージを作っていく。安定の面から見ると恐らく黄ワクチンの系統の中では頭一つ抜けている。相手の除去の多くをACEに頼るがカウンターの為に必要なLv.5、進化したACE自身に耐性を付与できる点はとても安心感がある。「退化」や「緑系のデッキ」に対しては苦戦を強いられることにはなるが黄ワクチンとしての基本はすべて抑えられる安定型。

・ウェヌス軸型

ウェヌスモンの進化時効果で相手の最大値の動きをさせずに少しずつアドバンテージ差を広げていく。ミタマモンが出たことにより理想盤面は対抗策がなければほぼ突破不可と言える程の防御性能を発揮できるようになった。デッキの性質上防御寄りのデッキなので相手の楯を削る速度ははっきり言って遅い。加えて2体の究極体を並べる要求値も高く、常に最善の手を求められるので割と玄人向け。上記の型よりも優位な相手、苦手な相手がはっきりと出る。

・光型

自身のセキュリティを破棄する動きを前提に展開する型。他のどの型よりもDPマイナスを振れるので相手の動きに対してしっかりと応答したいなら多分この型が一番楽しい。セキュリティの供給手段も多いが、破棄を前提としているので3枚前後を常に行ったり来たりするのでそのハラハラ感に心が耐えられるかはこのデッキを使う上では重要。アグロ系は得意だが、育成で育てて1点突破できる相手は苦手な部類。

・混合型

上記の型の中から必要な要素を抜き組み合わせる型。基本は「アーマー体+ウェヌス」「天使+ウェヌス」とウェヌスモンが出張することになる。相手に対する牽制、妨害の性能は上がるがLv.6が増えるのでデッキ回りに影響が出やすく、取れる選択肢が増えるので状況を読む力が要求される。上手に回せば強いの典型となるので初めて回す際にはあまりお勧めしないが、やはり上手に回せば強い。

3.このデッキの強味

・マグナモンX抗体の耐性を維持できる

非常に強力な耐性を持っており攻防一体の能力を持っている。このカードの下にある進化元効果によるドローやメモリープラスを維持し続けることで相手とのアドバンテージ差を広げていくことができる。また、マグナモンの耐性を維持するためにはセキュリティを減らすことが条件。相手へのセキュリティアタックでも条件は満たせるが、ブロックされたりカウンターを食らうと効果を発揮できないが黄ワクチンにおいては自分のセキュリティの増減が比較的容易に可能なのでマグナモンの耐性を常に維持してゲームを進めることができるので明確な対策やDPで超えてくる相手でなければ突破が非常に困難な場を作り出すことができる。

・Lv.4が耐性持ち

Lv.4の中心となるのが上記のラピッドモン2種。どちらもアーマー解除を備えているので単発の消滅には耐えられるのでバトルエリアに出てもリソースを失いにくい。ST17のラピッドは自身の効果と相まって実質11000級のパワーを発揮するので攻撃にも転じやすい。されに進化元がBT14のパタモンなら返しのターンで効果を使用できるので相手にアーマー解除をさせることすら躊躇わせることになる。

・ACEの存在

上記のLv.4が場に維持しやすい為場にLv.4がいることに不自然感がない。そのため相手からすると常にACEによるカウンターを警戒しなくてはならない状態になる為相手の選択肢を狭めることになり、アタックの牽制にもなる。自分のセキュリティを維持してこそデッキの真価を発揮できるという意味でも存在自体が強い。さらにカウンターに成功した場合は次のターンで確実にLv.6になれるのも大きい。

・進化コストの軽減

このデッキの大きな強みであると同時に最大の特徴でもあるセキュリティを介しての進化。特にアーマー体は全体的に進化コストが重いのでそこを踏み倒せるのは大きなメリット。パタモンの効果で進化に成功すれば実質メモリーを回復して進化していることになる。軽いルール無視なのでそれが弱いはずはない。

・苦手な対面が少ない

明確に苦手とする対面が少ない。大会上位に名を連ねるようなデッキタイプの多くに対して互角以上に戦えるのでしっかりとプレイすることができる。

4.基本的な立ち回り

最序盤に目指すのはマグナモンX抗体を成立させること。一度成立させれば攻防ともに安定して力を発揮してくれるし、進化元にトコモンやパタモンがいればドローやメモリーの供給ができその分後続の確保が楽になる。ただし、このデッキはLv.4、Lv.6へ進化する際のコストが他のデッキよりも重いので、普通に順当進化させると相手の動きに対して出遅れやすくいのでパタモンや希望の使者を介して進化コストを軽減しLv.5でいるタイミングを可能な限り短くすることが必要。Lv.6まで進化すれば耐性を持つのである程度のコストは妥協してもいいが、可能な限り細かく相手とやり取りできるようにした方が後のリターンが大きいので意識する。
マグナX成立後はタケルやプロットモンを使ったりセキュリティアタックでセキュリティを減らしマグナXの耐性を維持しつつリソースを増やし攻勢を整えていく。相手はマグナを無視するか、何らかの手段で超える手を打つ必要があり、無視するのであればそのまま詰めきり、対応しようとするのであればこちらは次手にコストを割くことができるのでやはり最優先で狙っていい。

・デッキを握る際の注意点

非常にパワーの高いデッキと自負しているが、実際に回してみるととれる選択肢が存外多く、次々に入れ替わるセキュリティの内容を把握しておかなければならないなど思考がどうしても多くなる為慣れない内は時間がかかり大会ではタイムアウトになる、なんてことも起こりうる。特にセキュリティが増減するタイミングでは様々な効果が同時に誘発するのであせりやすくもある。効果の把握と慣れが必要なデッキではあることを念頭に置いて欲しい。

6.デッキの構築に際して

*アーマー体型の中でもラピッド軸とテイル軸があるが、ここではラピッド軸でのみ考えます。

必須カード

ラピッド軸にする場合はプレイングの好みに関わらず上記カードはほぼ必須枠と考えて良い。パタモン、ラピッドモン2種、3コスタケルはほぼ4積み。他は好みによって分かれるところ。

Lv.3選択枠

BT14パタモン以外のLv.3なら上記の中のものが使いやすい。ピロモン、ウッコモン以外はデッキの基本的な動きの中でシナジーを発揮するのでデッキの基盤として役に立ちやすい。サーチ、ドロー、メモリープラス、楯操作のどこに重きを置くかによって選択する。

Lv.4選択枠

個人的には4投とは言わずともエンジェモンも必須枠。マグナまでの道のりをより安定させたいならゴールドブイドラモンも使いやすい。Lv.4マグナはマグナXへ飛べ、他2枚はパタモンからのコスト軽減ができるので安定が増すが後ろ4枚はワクチン種ではないので注意。

Lv.5選択枠

軸となるLv.4がアーマー体の為場持ちが良いのでACE2種は使用しやすい。ホリエンは盾の供給、エンウーは盾の破棄ができるのでそれぞれデッキの動きにマッチする。ローダーは防御面、ライズは攻撃面に寄る選択。チィリンは終盤向け。ラピッドモンは「黄」「ワクチン」ではないがLv.4ラピッドから進化でき登場でも耐性が付く。退化は黄色にはない効果なので強力。

Lv.6選択枠

テイマーが貼れるまでは複数除去ができないのでアグロ系とある程度の大型にも対応できるのでラピッドXは本命の1種。ウェヌスは相手によってはそのままターンスキップになる。別種のマグナXは防御性能が優れるのと、このマグナからBT16マグナXになれるのでLv.4にアーマー体を入れられなくても耐性を得られる現状唯一の択。

Lv.7選択枠

使用するLv.6が多色なので選べるLv.7は多いがそれぞれ役割が大きく異なるので使用する、しないを含め何がしたいのかを明確にしてデッキに入れるものを選ぶ。

オプション・テイマー選択枠

恐らくここに割ける枠は少ないので安定、継戦、除去等何に重きを置くかをしっかりと選択する。

ここまで上げてきたものはあくまでも現環境までに私自身が候補に挙げて試してみたものなので、環境の変化や自分の好みに合わせて投入するカードを選択してみてください。

7.デッキレシピ

4月6日時点


ここから先は初めて握る方へ、とかの配慮の欠片もなくなるお気に入りのデッキを使う輩の思想のエリアになるのでそれをご了承いただける方のみご覧ください。

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