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実家から発掘した黒歴史日記が捨てられない理由

小学生〜中学生時代の日記帳を、実家から掘り出してきた。

子供の頃から日記を書いている人がどのくらいいるか分からないけれど、
もし書いている人がいたら教えてほしい。
その日記、黒歴史と化していません??

私の日記は間違いなく、いや当然のことながら黒歴史。
何度か捨てようかと迷ったものの捨てられず、実家に置き忘れたままだった。
何かのタイミングで、家族に見られでもしたら…と思うと背筋がゾッとする。ちょうどもうすぐ、子供部屋を整理される時期が来るだろうから、一刻も早く回収する必要があった。

そういえば、毎日ではないけれど今も日記をつける。
いつから日記をつけていたっけ?と気になり、きっかけが小学校の宿題だったことを思い出した。

私の小学校では、週に2日、日記をつける宿題が出されていた。
先生が生徒の様子を確認するためのものだろうけど、私はほぼ毎日書いていたものだから真面目だったのだろう。
先生は私が書いた日記を読んで、毎回コメントを返してくれていた。
(誰かが読んでくれるのが嬉しかったのかもしれない。)

中学生になっても、「生活記録ノート」という宿題が出されていたけれど、
それとは別に、自分で日記をつけていた。
多感なお年頃とのこともあり、今読み返すと苦しいような、恥ずかしいような、でも捨てられない複雑な気持ちになる。
(この黒歴史日記を実家からそそくさ回収したかった。)
あとその頃はブログも流行っていて、ネッ友とコメントし合うのは楽しかった記憶。

しばらく日記とは離れていたけれど、社会人になってまた書き始めて、
私は日記を書くことで随分私自信を支えてきたのだと思った。

昔の日記を読み返すと、今ではなんてことないようなことをこの世の終わりのように書いている。
でも当時は、日記を書くことでもう一人の自分を作り、爆発しそうになる心を守っていたのかもしれない。

どんなに黒歴史日記でも、私にとっては悩みを乗り越えた軌跡であり、
青春時代を共に過ごした友人のような存在。
だから、墓に入るまで捨てられないと思う。