うなにっき06【赤青マジック】
いつもお世話になっております。
Yuunagiです。
今回は赤青マジックを回していきます。
どっかで記事を書こう書こうと思っていたらアナカラージャオウガが増えてきたあたりから、全体的に分母も増えたりメディアの発信も増えたりで完全に後追い記事の誰得コンテンツになってしまいましたが、折角なのでこのまま投稿します。
はじめに
GP抽選終了後、自コミュニティに出場する選手がいなかった事もあり、のんびりと新弾のカードを触っていたのですが、その中でカクメイジンを触る事にしました。
理由は何でも出来そうだからっていうただそれだけです。
なので最初は赤青マジックではなく、シータマジックを回していました。
テキサスストーム撃ったら盾0まで取り敢えず持っていけるし、呪文はわんさか撃てるし最後にタイダル出したら勝てそう~とかいう甘い考え。
その後、暫くはテキサスストーム×カクメイジンで強そうなリストを模索し続けていたのですが、5マナまで到達する事がそもそも難しそうである事、そこからカクメイジンを使用するのであれば、カクメイジンよりもゲームの勝利に近づけるカードやアーキタイプが存在する事などを考え、シータマジックから撤退して、赤青マジックの調整に移行する事としました。
赤青マジック
というわけで、赤青マジックのリストをまずは収集します。
当時のCSでいきなりチーム3面が優勝したりしていたので、そこを参考にまずは色々と自分の中で赤青マジックがどういうデッキなのかを整理しました。
※スーパー後追い記事なので、現時点ではある程度のリストが確立しています。
さも0→1したような表現がなされていますが、自分なりにこうやって納得しましたってニュアンスで捉えていただけますと幸いです。
理解しておく事
結論から言うと、初動のマジック・5コス帯の革命チェンジ・カクメイジンの全てをしっかり引き切らないとこのアーキタイプで勝つ事は難しいです。
という訳で、構築上引けなくて負けたという言い訳を最小限に抑えなければいけません。
このような考え方を前提とするなら、山を出来るだけドロー、サーチ出来るカードは説教的に採用していきたいと考えました。
※2枚以上のカラクリバーシで赤決断だったりピーカプを撃ちまくるというやり方もあるので一概にアクション前にカクメイジンを引けなければ勝てない訳ではありませんが、文章を書く都合上、上記で定義する事にします。
それでは一旦、数字の整理をする事にしましょう。
数字の整理
今回は5コス帯の革命チェンジクリーチャーを5枚(カラクリバーシ4,トリノドミノ1)とカクメイジン4枚がどれぐらいの確率で手札に来るのかを整理します。
また、最初のゴールは5コス帯を引いて革命チェンジをする事なので、5コス帯が手札に来る確率とカクメイジンがハンドに来る確率は独立して考える事にします。
※期待値計算ではありませんので、あくまで目安程度にご確認ください。
5コス帯が手札に来る確率
上記のように、ディスカードなどもあるので完全にこの通りに成立する訳ではありませんが、3ターン目のテスタスタートであれば5コス帯が手札に来る確率は70%を超える結果が出ました。
ここで30%を引いてしまった場合は割り切る事として、カクメイジンの数字整理に移ります。
カクメイジンが手札に来る確率
引用の右下にもある通り、カラクリバーシへの革命チェンジに成功すれば先3でテスタをキャスト出来なくても65%程度はありますので、引けなくて負け!みたいな事はそこまで多くないと考えられます。
(トリノドミノだと3ターン分次のターンへ移行しますしね)
という訳で、赤青マジックというアーキタイプが右手に依存しまくったアーキタイプでは無い事も分かりましたので、ここから3つの段階を整理していく事にします。
3つの段階
ここでは、「序盤・中盤・終盤」というパターンに分けて考えます。
※noteでh4を使用する方法が不明なので太文字で段落を作ります。
序盤
初動の話です。
どのカードを使って革命チェンジまで繋げるのが一番強度が高いのかをまずは整理する必要があります。
それぞれのカードを見て、目標を達成出来そうなカードを探していきます。
※ナンバーやマグナムは別枠で記載します
AQvibrato
単純にcipで1ドロー引ける事が素晴らしいです。
引けなくて負けたという言い訳を最小限に留める為の初動カードとして文句無し。
赤決断からチェーンが発生するという構造上、出来るだけ手札は失いたくないですし、現時点ではどの2コスト帯よりも優先したいです。
アシスター・Mogi林檎
赤青マジックというアーキタイプではバリューが出ていない印象です。
革命チェンジという行動を起こさなくて良いナポレオン(後述します)とのシナジーが1番見込めるカードではあります。
しかし、3ターン目に1+2みたいなくっつき方をする事が要求されている訳でもなく、相手の自壊ギミック以外で取られない事をメリットと考えても手札を1枚失ってるデメリットの方が多いイメージです。
また、その後革命チェンジを利用して5コス帯に行った場合、軽減効果のバリューも出ていない事からミスマッチが多く見られるので、現状の優先度は低めに考えても問題ないと思われます。
歌舞音愛ヒメカット
結論から言うと、4枚で運用するカードでは無さそうです。
Mogi林檎を初動として採用するにあたってネックになっている部分はこちらにも存在していますし、マジックフレンドバーストと下の呪文を手打ちかカクメイジンで運用していく存在になると思うので、枚数は大分減った上で採用するかどうか検討するカードだと考えられます。
灼熱の演奏 テスタ・ロッサ
SAを貰っている関係で2ターン目の初動キャストと実質同じ動きが出来ます。
ディスカードはありますが、カードを2枚引くことで5コス帯とカクメイジンを引く確率を少しでも上げる事が出来ますし、優先度は一番高い初動では無いかと考えられます。
(ディスカードはカクメイジンとも多少シナジー有)
プラチナ・ワルスラS
採用するか否か判断に悩むカードです。
感覚的には2→3の動き以外であまり強いイメージが無く、AQ以外の2コストが初動として相応しいと判断出来ない事もあって優先度は低いです。
序盤の動きが少し弱めになった所にこちらのカードを4枚採用するかどうかと言われても回答に困りますし、5コス帯がくっ付いていないと相手に2打点献上してリスクも高くなるので、今回の前提ともマッチしていません。
そこまで引きのデッキじゃないのに自分から引きのデッキを目指す意味は現状無さそうです。
3の動きでこいつの2打点がリスクってどういうゲームなんだ
(仮に2コス初動を増やしてもトリノドミノで良いんじゃないだろうか)
ボン・キゴマイム
初動というよりはメタカードという認識になりそうですが、このカード1枚からゲームを作り始める事もあります。
アグロ、黒緑アビスなどこのカードで無ければ対応出来ない部分は非常に多いので自分の動きを通すという部分からは遠ざかっていますが、このカードからゲームを作れるというメリットがあるので4枚採用するカードだと考えられます。
下の呪文もブロッカーをすり抜けるためにちょこちょこ使うので無駄のないカードにはなっていますね。
終止の時計 ザ・ミュート
赤単辺りに強い性能を持ちます。
・・・が現状赤単が少なかったりボンキゴが優先されたりという事でコンセプト上強いカードなのですがフェードアウトしている不遇のカードです。
Cジャオウガ辺りにも最後のパンチで捲れれば不意打ちを狙える可能性もありますが、そもそもボンキゴで咎めるみたいな所に移ってしまうのも残念です。
またメタゲームに変遷があった時、採用候補として挙がってくる一枚です。
AQsabbath
5コス帯に到達した際にバリューが出る一枚です。
どちらかというと序盤ではなく中盤で光るカードなのでこちらのカテゴリに置くかどうか迷ったのですが先に記載。
相手のボンキゴを退かしたりアポロのタマシードを破壊したり、新世壊を破壊したりとやれる事は非常に多いのですが多色である事や上が3コストである事もあり上手く調整されています。
ヒメカットと上手い事枚数を検討したいですね。
淡いと濃い ケローラ
スーパーカードです。
特筆すべきはやはり2コストの下呪文で、2ターン目にここから動けばテスタがハンドに無くても3ターンドロー時には先攻で74.0%、後攻で77.5%の確率分まで引き上げる事が可能です。
※良い事だけ書いたけどケローラは49~55%辺りでしか引けないので注意
4ターン分の確率移行はどのタイミングで使用しても効果的であり、序盤・中盤・終盤すべてのタイミングで最大限のバリューを発揮します。
現状は4枚採用して申し分ないカードだと考えられます。
中盤
続いて、中盤の項目に移ります。
中盤は5コスト帯の話で、カクメイジンに繋げるにあたっての話しか特にありませんが、ご容赦ください。
芸魔陰狐 カラクリバーシ
cipで赤決断だったりナンバーだったりケローラだったり何でも唱えられる凄いカードです。
このアーキタイプが3ターン目に勝利する為に欠かせないカードです。
呪文を文明指定無しで唱えている事も勿論ですが、謎のcip1ドローが付いている事が前提とも嚙み合っており、序盤に採用候補として挙げたAQやテスタとのシナジーが非常に強いです。
悪い部分を無理に探すと、引けていない時のこのカードはバリューが低めです。
赤決断もカクメイジンも何も引けてないぜ!みたいな時はトリノドミノの方が恋しくなります。
そういう意味でも、カラクリバーシにチェンジした時によりバリューを引き出せる専用呪文のようなものを採用するのか否かが検討するポイントになるかと思われます。
芸魔山鷹 トリノドミノ
生きたサイバーチューンです。
ハンドが悪かった時には逆転する1枚になりますが、それ以外の部分ではカラクリバーシに劣る印象で、採用枚数は1~2枚に留まっています。
墓地に捨てる事はカクメイジン専用呪文を逃がす役割もあるのですが、墓地リセなども多少怖く、変な読みあいの末に自分が劣勢になる事もあります。
チェンジで出たそのターンにアクティブに行動する事も不可能なので、ガイアッシュカイザー辺りがすっと着地して鴨鍋にされてしまう事もありますが、5枚目のカードになれて劣勢をひっくり返せるのは評価できるポイントです。
(序盤のカードとも噛み合ってる)
Napo獅子-Vi無粋
ボンキゴ以外のメタクリを一層出来る呪文を持ち、革命チェンジを経由することなくカクメイジンに辿りつけるカードです。
cipで手札を入れ替えながら墓地にカクメイジンの呪文も用意できるので、シナジーもあります。
現時点では赤青マジック自体がアナカラーのトップによる台頭もありますので、ボンキゴと同期の妖精をどうやっていなしていくかという部分で採用枚数に検討が必要です。
ここ最近は単純なデッキパワーを活かして、このカードそのものが採用されなくもなってきました。
(5枚目以降の赤決断としてピーカプが採用されていますが、枠を奪い合っているのはこちらのカードの可能性が高そう・・・?)
自身が重視する対面次第では採用候補として問題ないと考えられます。
また、Mogi林檎とのくっつきが良い話をさせていただきましたが、ボンキゴやミュートとのくっつきも悪くはありません。
タマシードを破壊する役割もありますが、AQsabbathが後手でも間に合うのに対してこっちは間に合う事がありませんので、過信は禁物です。
飛翔龍 5000VT
どのカテゴリに置くか迷いましたが、中盤によく使いそうなのでこちらで。
対アナカラー最終兵器で、他のメディアでも多く発信されているように赤青マジック自体が他アーキタイプと比較しても、最もこのカードが使いやすいというのも入賞数が増加した理由なのではないかと考えられます。
返しのアーテルなどは辛い所がありますが、それ以外では実質的なEXターンを貰えてる場面も多く、後は使いまわしたり赤決断から乱舞したりと好き放題するカードです。
個人的には赤青マジックを使用する最も大きな理由とも考えており、これを採用しないで赤青マジックを使うのであれば、他のアーキタイプの方が良いのではないだろうか・・・なんて思ったりします。
終盤
書いていて大して言及する事がない事に気付いた
芸魔王将 カクメイジン
取り敢えずの最終目標なので、もちろんここから大体3~4の呪文を使用していきます。
といっても、中々専用呪文(以下、カクメイジン砲)を採用しまくるほど枠に余裕は無く、大体が最後の赤決断ばら撒きになったりもします。
このカクメイジン砲をどれだけ採用するかも、このアーキタイプのリストを考えるうえで非常に大切なポイントです。
という訳で、このままカクメイジン砲についても記載していきます。
カクメイジン砲
「本日のラッキーナンバー!」
カクメイジン砲というよりは3コストなのでカラクリバーシでも利用する呪文です。
大詰めの時でも1ターン凌ぐ時でも、どんな時でも利用できる汎用カードなので、どのメディアでも言われているように採用は必須と考えられます。
ストリーミング・シェイパー
こちらもカラクリバーシで使えるのであんまり専用感はありません。
カクメイジンの能力は1枚目の処理後に発見できた呪文でも使用出来るので、最後何か人生賭ける時にも使えるスーパーカードです。
思ったよりも捲ったカードが墓地に落ちることが多いので、リソースカードとしては少し見劣りする気もしますが、4枚見れる事と青色である事、カクメイジン砲を墓地に置ける事などは唯一無二なので、評価されているカードと言えます。
ファイナル・ストップ
思い切りカクメイジン砲というカードです。
最後の一押しで使うともの凄いバリューを発揮します。
個人的には最低でも1枚以上は採用したいカードですが、ここ最近では連撃にリソースを割くために不採用になる事も多いです。
個人的に赤青マジックを回していて、確かに3ターン目にカクメイジンが着地するゲームは少なくないのですが、あくまでそれはブン回りの意識に置いといて、基本的には4ターン目に何でも出来る状態でフィニッシュ出来ればな~という事が多かったです。
勝ちをより勝ちにする役割というよりは負けを勝ちにするカードとしての役割が強いカードなので、想定する対面次第で1枚以上採用しても良いカードなのかなと思われます。
(大型大会だと1枚以上欲しいなと個人的には思います)
その他のカード
単騎連射マグナム
赤決断のバリューを最大限まで引き上げるカードです。
3ターン目にポン置きしても悪くないカードなので、ブン回りをより助けてくれます。
勝ちのクオリティを向上させてくれるカードでもあれば、負けを勝ちにする役割もちょこっと入っているので現時点では必ず採用したい1枚です。
同期の妖精
赤決断のバリューを引き出すカードなのは単騎と同じです。
このカード自体がマジックではない事や、カクメイジン通しているならある程度勝つチャンスは既にあるでしょという事で、どちらかというと勝ちのクオリティ向上というカードのイメージ。
多分、本当に上手く使えているアーキタイプはアナの方かなと考えます。
調律師ピーカプ
ギリギリ5枚目の赤決断としても使えますし、一番は上面からチェンジしてカラクリバーシチェンジ先を起こしながらカクメイジンに繋げられる役割を持つカードです。
ナポレオンの場所に記載したように枠を奪い合っているイメージです。
差別化ポイントは、カラクリバーシのcip効果を赤決断以外の呪文に切り替えられる所。
めちゃくちゃ撃ちたい3コストの呪文があんまり無いなって思えれば全部ナポレオンに差し替えても良いような気がするカードではあります。
ここはちょっと練習不足です。
終わりに
今回は赤青マジックを回すにあたって、採用カードなどについて自分なりに整理してみました。
回した感想については、ボンキゴが四枚採用されたおかげである程度他アーキタイプにしっかりとしたゲームを作る事が可能になった事が良い点かなと思います。
後は各地で言及されているとおり、アナカラーに対して結構やれるというイメージも強く、GPでは一定数見かける事になりそうです。
ネガティブな意見としては線が細いという話がありますが、これには賛成です。
ブロッカーとハンデスに非常に弱く、各カードをピン積みする事などで何とか対応していく性質を持っているわけですが、自分から積極的に採用しているというよりは採用させられていると思ってしまう事も少なくはありません。
自分が対戦相手として想定しているアーキタイプの特徴を掴みながらCSや今回のGPで使用するかどうかを検討するアーキタイプですね。
(取り敢えず限界までアナカラーを触った後に、自分の中で納得できないポイントを見つけたらこっちに移行するみたいなのが良さそう)
ここまで読んでいただいた皆様、本当に有難うございました。
有料部分にはその他試したカードのフィードバックとGPに出るならこんなリストだよ~という内容を記載しますが、直近のGPで入賞に近づける内容が記載されているかというとそんな事はないので、おまけ程度に捉えていただけますと幸いです。
※¹ スーパーカードとスーパーリストは以下の文章に存在しませんのでご注意ください。
※² 有益な情報を買うというよりはサポート感覚で購入いただけますと幸いです。
※³ GPは出る事が出来ないので無責任な立場です。ご容赦ください。
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