【2644】グローバルX半導体ETFは買い?構成銘柄や分配金をチェック
ここ最近の半導体関連株の勢いはスゴイですね!
今では半導体セクターの動向が株式市場全体に影響を与えるほど大きなテーマの一つとなっています。
そんな大注目の半導体関連株を対象指標とする【2644】グローバルX半導体ETFも個人投資家から大きな注目を集めています。
2024年1月~3月で新NISA枠で買われた東証ETFランキングでも堂々の2位になっています。
そこで、この記事では【2644】を保有し続けて良いのか?これから買いなのか?といった部分を基本情報や構成銘柄を見ながら解説すると共に、分配金なども合わせて確認していきたいと思います。
【2644】グローバルX半導体ETFの基本情報
銘柄の正式名称は『グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF』と言います。
日本で唯一のETF専門資産運用会社であるGlobal X Japan社によって提供されており、「FactSet Japan Semiconductor Index(配当込み)」に連動する投資成果を目指すETFです。
◦FactSet Japan Semiconductor Index(配当込み)とは
FactSet Japan Semiconductor Index(配当込み)とは、金融データや分析ツールを提供するグローバル企業「ファクトセット・リサーチ・システムズ社」が算出・公表する株価指数です。
半導体産業に関連する国内上場株式最大40銘柄で構成される配当込みの指標です。
銘柄指数の算出方法は浮動株調整後の時価総額加重方式を採用しています。構成銘柄ウェイトの上限は10%です。
◦FactSet Japan Semiconductor Indexの構成銘柄の条件まとめ
時価総額300億円以上の国内上場の銘柄
半導体の製造、半導体関連部品・材料の製造事業を行う企業
半導体関連事業の売上が原則50%以上
(売上50%以上の企業だけで30社いかない場合は25%以上50%未満の企業からも選ばれる)
構成銘柄は30~40銘柄
組入れ比率の1銘柄あたりの上限は10%
年2回(1月末・7月末)に構成銘柄および比率の見直しを行う
✅構成銘柄
構成銘柄は1月と7月に銘柄入替・リバランスが行われるので次回7月末に銘柄入替が行われた時には変更後の銘柄に更新しておきます。
※追記※
2024年7月末に構成銘柄の入替が行われました。
新規採用銘柄と除外銘柄は以下の通りです。
新規採用銘柄:【6855】日本電子材料
除外銘柄:【6941】山一電機
上の構成銘柄は銘柄入替・リバランス後のものです。
ちなみにリバランス前とリバランス後で組入比率TOP5銘柄は以下のように変わりました。
◦業種内訳
✅指数パフォーマンス
✅半導体関連株の今後の見通し
ここ最近は、トランプ氏の発言によりTSMCの拠点である台湾をめぐる不透明感が強まった事や、対中規制強化への懸念が高まった事から半導体関連株は急落しました。
まぁ、ただこれまでも対中規制や台湾情勢に対する不透明感が強まる局面は何度もあり、その度に半導体セクターが下がる事はありましたが、いずれも株価は回復し、世界の半導体市場は成長を続けています。
国際半導体製造装置材料協会「SEMI」の発表によると、2025年も市場は続伸し2024年の売上高を更新する見通しとなっています。
10年後などを予測するのはなかなか難しいと思いますが、来年や再来年あたりまではある程度見通しに近しい動きになるのではないかなと思っています。
生成AIの進化を背景に世界的に半導体市場が急成長している中で来年・再来年など、近しい未来でこれだけ急成長している市場が急にガクンと失速してしまう可能性の方が、成長を続ける可能性より低いと思うんですよね。
なので私個人としても半導体関連株の今後の見通しは明るいと思っています。
【2644】グローバルX半導体ETFが気になる方はこちらもチェック
【2644】を気にされている方は、半導体関連銘柄を気にされている方だと思いますので、【2644】とは別の、半導体関連株をベースにした株価指数を対象指標とするETFもご紹介しておきます。
それが以下のETFです。
【200A】NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信
【213A】上場インデックスファンド日経半導体株
【221A】MAXIS日経半導体株上場投信
この3つのETFが対象指標とするのが「日経半導体株指数」です。
簡単に説明すると、東証上場の銘柄の内、半導体関連業種に属する時価総額の高い30銘柄で構成された株価指数です。
簡易的な比較表です。
【2644】よりも信託報酬の安いETFが揃っているので気になる方はこちらもチェックしておきましょう。
詳細は以下のページでまとめてあります。
【2644】グローバルX半導体ETFの配当利回りや分配金
【2644】は分配金が貰えるETFなので、分配金がいくら貰えるのか?いつ貰えるのか?配当利回りはどれ位なのか?といった、分配金周りの事もご紹介しておきます。
✅権利落ち日や権利確定日(決算日)
【2644】グローバルX半導体ETFは年2回(4月、10月)分配金を貰う事が出来ます。
日にちは以下の通りです。
分配金を受取るには権利付き最終日に【2644】を保有しておく必要があります。権利落ち日に購入しても分配金は貰えないので注意しておきましょう。
権利落ち日になれば【2644】を売却しても分配金は貰えます。
✅【2644】の分配金はいくら?
【2644】の設定来の各決算期の100口当たりの分配金は以下の通りです。
直近(2024年4月期)の分配金は100口当たり1,500円でした。
ちなみに分配金は、決算日にETF運用の損益等が計算され運用状況に応じて分配金の金額が決まります。
✅分配金はいつもらえるの?
分配金の支払い開始日は、決算日である分配金支払基準日から約40日後となっています。
例えば、前回の分配金支払基準日の4月24日を例にあげると、分配金支払開始日は2024年5月31日でした。
ETFによって多少のずれはあるのですが、過去の支払い開始日の実績をみる限り、【2644】の支払い開始日は決算月の翌月末になりそうです。
✅【2644】の配当利回り
2024年の想定配当利回りは以下の通りです。
株価:4,365円(24/07/22 終値参照)
年間分配額(1口当たり):22円(直近12ヶ月の実績分配金)
想定配当利回り:22円÷4365円×100=0.50%
まとめ
個人的には、半導体市場はまだまだ成長すると市場だと思っているので半導体関連株にまとめて投資が出来る【2644】は注目しておいて損はないETFだと思っています。
それでは最後に分配金周りの情報をまとめておきます。
4月
権利付き最終日:2024年4月22日(月)
権利落ち日 :2024年4月23日(火)
権利確定日 :2024年4月24日(水)
支払開始日 :2024年5月31日(金)
10月
権利付き最終日:2024年10月22日(火)
権利落ち日 :2024年10月23日(水)
権利確定日 :2024年10月24日(木)
支払開始日(予想):2024年11月29日(金)
想定配当利回り(※):0.50%
(※直近12か月の実績分配金及び24/07/22終値をもとに算出した分配金利回り)
以上、『【2644】グローバルX半導体ETFは買い?構成銘柄や分配金をチェック』でした。
それでは、またねー😊👋