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インドネシア株への投資がこれから激アツになるかもしれない3つのポイント

多くの投資家が次に来る企業やテーマ、もっと大きな視点で見ると『国』と今投資しておけば将来大きなリターンが期待出来る投資先を常に探しています。

そんな投資家が今注目をし始めている国がインドネシアです。

まぁ、既に注目しまくっている投資家さんも多くいると思いますが、今から注目し始めても全く遅くありません。

むしろ今後10年後、20年後が楽しみな国なのでこれから注目する位が良いタイミングとも言えます。

ではなぜ、今後インドネシア株が激アツになるかもしれない!と言われているのか?

投資先として面白い国なのか?

その辺りを詳しく解説していきたいと思います。

注目ポイントは「人口」「資源」「消費」

インドネシアの経済が今後急速に発展するかもしれないと言われている理由は「人口=豊富な労働力」「資源=豊富なエネルギー資源」「消費=内需の拡大」の3つが重要なキーポイントとなります。

✅人口世界第4位の大国

インドネシアはインド、中国、アメリカに次ぐ世界第4位の人口を誇る人口大国です。

経済の急速な発展には人口の多さが重要ですが、ただ多いだけでなく人口に占める生産年齢人口(15歳以上65歳未満)の割合も大切になってきます。

例えば日本の人口は1.25億人で平均年齢は48歳、生産年齢人口は7400万人と言われています。割合は59.2%です。

対してインドネシアの人口は2.77億人で平均年齢は30歳、生産年齢人口は2.12億人と言われています。割合は76.5%です。

現時点でも15%以上の差がありますが、日本の出生率が1.20人に対してインドネシアの出生率は2.18人です。

今後も人口ベースおよび生産年齢人口の割合ベースでも差はより拡がるでしょう。

以下は日本とインドネシアの男女別・年齢別の人口を表す人口ピラミッドの図です。

日本の人口ピラミッドの図
インドネシアの人口ピラミッドの図

インドネシアの人口ピラミッドは若年層が多く今後経済発展が期待される理想的な形をしています。

総人口に占める生産年齢人口が全体的に多い時期や上昇し続ける時期いわゆる『人口ボーナス期』に入る事がインドネシア株が今後激アツになるかもしれない理由の一つです。

◦他の国とも比較

以下は中国、アメリカ、インドの人口ピラミッドです。

中国の人口ピラミッドの図
アメリカの人口ピラミッドの図
インドの人口ピラミッドの図

中国は今から40年以上前の1980年にはGDPで世界7位でしたが、近年の急速な経済発展により2024年10月時点では世界の経済大国ランキングでアメリカに次ぐ第2位となる程成長しました。

中国の急速な経済発展も人口ボーナスが多大な影響を及ぼしています。

ただ、人口ピラミッドの図を見てわかる通り今は人口ボーナス期が過ぎており、これも最近経済成長が鈍化してきた理由の一つです。

アメリカは老年人口(65歳以上)も多いですが、生産年齢人口もあまり衰える事なく多い状態です。

そしてインド

インドも今後経済が急速に発展するかもしれない国として世界から注目を集めているのですが、インドネシアと似た形をしていますね。

インド、そしてインドネシア共に『人口ボーナス』が経済発展の大きな鍵となります。

✅豊富な資源

資源に恵まれた国は強い!というのはロシアのウクライナ侵攻を見て再認識した方も多いのではないでしょうか。

ロシアは各国から厳しい経済制裁を食らったにも関わらず2023年の実質GDPは前年比で3.6%も増加しています。(日本は1.9%増)

経済制裁を受けたにも関わらず高い成長率を示した理由の一つが石油や天然ガス、石炭などのエネルギー資源の輸出です。

石油は中国やインドなど制裁を加えていない国経由で輸出され天然ガスは禁止されていないので輸出し続けています。

各国から厳しい非難を受けているロシアですが、資源の乏しい国は資源大国に頼らざるを得ないのが現状です。

それほど資源が豊富な国は強い!のですが、インドネシアもなかなかの資源大国なのです。

◦世界でも有数のインドネシアの資源

銅:世界9位の埋蔵量
錫(すず):世界2位の埋蔵量
ニッケル:世界1位の埋蔵量と生産量
石炭:世界5位の産出量
天然ゴム:世界2位の生産量
パーム油:世界1位の生産量

インドネシアでは財輸出の3割を鉱物資源が占めており資源国としての特徴を有しています。

また、エネルギー資源に加え豊作物の輸出も強いといった特徴があります。

世界3位の生産量の「お米」、トウモロコシやサトウキビ、キャッサバ、大豆、ピーナッツなどの生産が盛んです。

こうした資源が豊富な点も今後のインドネシア経済にとってプラスの要因となります。

✅高い内需

インドネシアは資源豊富な国だと説明しましたが、輸出依存度はそれ程高くありません。

GDP(国内総生産)の内訳は、民間支出:57.9%、投資:33.8%、輸出:18.4%、輸入:18.9%です。

輸出依存度が高い国ではリーマンショックやコロナなど世界規模で影響を与える大きな事案が起こると経済への打撃も大きくなりますが、インドネシアは内需が中心なのでそうした点も安心材料の一つです。

今後に関しても人口ピラミッドを見た通り生産年齢人口の増加に伴い内需の拡大が期待がされており、輸出額が増えても内需型のバランスは保ったままGDPを高める事が出来ます。

実際に世界GDPランキングの将来予想ではインドネシアは日本・ドイツ・フランスやイギリスなど各国をごぼう抜きして世界第4位になると、多くの専門機関や証券会社が予想しています。

◦GDPの順位予想

予想をする機関・会社により若干の順位差はありますが、基本的にはどこの予想を見てもインドネシアのGDPは大幅に伸びて近い将来TOP10以内、そしてTOP5以内に入ると予想されています。

ちなみに2023年度のインドネシアのGDP世界ランキングは16位です。2030年には5位~9位に入るとの予想が多く、2040年~2050年には世界第4位になるという予想が大半です。

中国やアメリカは変わらず経済大国ですが伸び率・成長率で考えるとインドネシアは世界トップクラスではないでしょうか。

正直このGDP将来予想だけでもインドネシアに投資する価値がありそうですよね。

過去の実績を比較

以下の図は過去5年間の各国の主要株価指数の推移を比較したものです。

各国主要株価指数の推移比較
※USDで比較

◦主要株価指数
インドネシア:ジャカルタ総合指数(COMPOSITE)
日本:日経225(NI225)
米国:S&P500(SPX)
中国:上海総合指数(000001)
インド:SENSEX(SENSEX)

過去5年間で見るとインドネシアはまだ各国の主要株価指数と比べて成長が鈍い感じに見えます。

ただ期待したいのはこれからの成長です。

インドを代表する株価指数SENSEXは過去5年から比較すると+80.11%の伸びでS&P500に負けない程成長しています。

多くの方がインドネシアにこれを期待しています。

2000年インドのGDPは世界13位でした。しかし2023年には世界5位まで躍進。株価指数も大きく成長しています。

インドネシアは2023年のGDPランキングは世界16位。2050年には4位予想です。

将来の事は誰にも分かりませんが、これから投資を行う候補としては大変魅力的な投資先なのかな?と個人的には思っています。

直接投資額が急増傾向

内需主導の成長が堅調である事や政治的にも安定している事、外資への投資許認可手続きの簡素化・迅速化などにもよってインドネシアへの外国直接投資(FDI)額が急増しています。

これはインドネシアが世界的に注目度を増しているという証拠です。

直接投資の受入額が増える事で経済成長を促進させる効果が期待出来るのでこうした事もインドネシアの経済成長に追い風となるでしょう。

まとめ

インドネシアの経済が今後急速に成長するかもしれない要因として重要やキーポイントとなるのが「人口」「資源」「消費」の3点です。

生産年齢人口が継続的に増加する事で人口ボーナス期となり、様々な経済活動が活発化する事が期待されています。

インフラ整備なども進むでしょうし、国内企業が成長し内需もより活発化する事でしょう。

豊富な天然資源がある事も堅調な輸出収益を支えてくれます。

勿論、インドネシアの経済がこの先順調に成長するという保証はどこにもありませんが、様々な側面から予測する限りでは急成長する可能性は高いと思います。

なのでインドネシア株は要チェックしておきたい投資先の一つだと思います。

個人的にもインドネシア株へは凄く興味を持っているので、別記事でインドネシア株のおすすめなどまとめてみたいと思っています。

そうした記事を書きましたらここにも追記しておきます。

ではでは、以上となります。
またねーー


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最近、日本株もちょこちょこ再開しだして、XやYoutube、ネットなどで色々と情報収集している時に見かけたかわいい子。

わたしが日本株を触る時はけっこうその時々で話題になってる”テーマ株”を重要視しているんだけど、そのテーマ株をまとめるのが上手で早いひと。
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