8月米国株はどうなる?過去40年の実績から予測。来るかサマーラリー
2024年8月の米国株の動向はどうなるのか?
気になったのでS&P500とナスダック総合の過去40年間の実績から今年の8月の動向を予測していきたいと思います。
それと今年は大統領選挙がある年なので、過去に大統領選挙のあった年の8月となかった年と8月での比較もしています。
あ、そうだ
それと、「サマーラリーってなに?」って方もいると思うのでサマーラリーの簡単な説明と、あと、知っておいて損はないと思うので、同じく夏によく言われる相場の格言・アノマリー「夏枯れ相場」についても説明しておきます。
「サマーラリー」と「夏枯れ相場」
夏場によく言われる株式市場のアノマリーに「サマーラリー」と「夏枯れ相場」があります。
それぞれの意味は以下のような感じです。
✅サマーラリー
サマーラリーとは、7月から9月までの夏場にかけ株価が上昇しやすい現象の事です。
米国市場では7月4日の独立記念日から9月の第1月曜日(レイバー・デー)の間で夏季休暇をとる投資家が多くいます。
夏季休暇に入る前に株を買いだめする投資家が増える為、株価が上昇しやすくなるとも言われています。
配当金や分配金の支払いが6月末~7月に多い事や、7月の第2,3週目から8月中旬までが決算発表シーズンとなり、決算を見届けて安心して買えるからという事も良いタイミングなのかもしれません。
✅夏枯れ相場
夏枯れ相場とは、夏季休暇などで市場参加者が減り相場の動きが鈍くなる事を言います。
米国市場では7月4日の独立記念日から9月の第1月曜日(レイバー・デー)の間で夏季休暇をとる投資家が多くいます。
その為、この期間は市場の取引量が減少して相場の動きが鈍くなりやすいです。
ちなみに、この時期に株価が下落していると夏枯れ相場の影響か!?なんて言われる事もありますが「夏枯れ相場」=「下落相場」という訳ではありません。
ただ、市場参加者が減っている状態なので大口や機関による大量の売り仕掛けなどがあれば、相場が一方向に動きやすくなる時期ではあります。
過去実績から探る!2024年8月の米国株の動向
過去40年(1984年8月~2023年8月)のS&P500とナスダック総合の実績を見ながら、2024年8月の米国株の動向を予測していきたいと思います。
まずは以下を御覧ください。
こちらは「S&P500」と「ナスダック総合」の8月単月での騰落率を示した表です。(8月1日の始値から8月31日の終値の変化率)
◦過去40年8月単月の実績
◦過去40年8月単月の成績
過去40年の実績を見る限りで、8月の成績は決して良いとは言い切れません。
勝率は負け越してはないですが、S&P500の平均暴騰率はマイナスですし、ナスダック総合も0.49%と正直微妙な成績です。
ただー、大統領選挙のあった8月となかった年の8月を比べるとかなり差が出ていた事が分かりました。
✅選挙のあった年となかった年の8月を比較
以下は選挙のあった年の8月となかった年の8月の成績を比べたものです。
◦過去40年 選挙年とそうでない年の8月の比較
調べていて私もビックリしたのですが、選挙のあった年の8月はS&P500もナスダック総合もどちらも勝率が70%と非常に高くなっています。
逆に選挙のなかった年の8月はかなり微妙ですね。
最終的な結論
過去40年の8月単月だけで見た場合、S&P500の勝率は55%、ナスダック総合の勝率は57.50%と何とも言えない微妙な成績です。
ただ、選挙のあった年の8月は強い!!
S&P500もナスダック総合も勝率が70%と高い!!
つまり、選挙のある今年の8月は、過去の実績からの傾向を見る限りでは期待出来る!!と言えるでしょう。
まぁただ、過去データを基にした結果なので今年もそうなるとは限りません。あくまで一つの参考として見て頂ければと思います。
それでは、またねー😉👋