ミーム株は危険?爆騰する理由や手を出すべきかなど解説
5月13日に投稿されたあるツイートがきっかけとなり、ミーム株として有名なゲームストップ(GME)が、2021年以来の再爆騰の兆しを見せています。
そこでこの記事では、「ミーム株とは?」とかミーム株が爆騰する理由や手を出すべきかなどを解説していきたいと思います。
ミーム株とは
そもそも”ミーム”とは、面白い画像や動画が拡散されていく文化の事を言います。
バズると同じような意味ですね。
つまり「ミーム株」とは、アメリカの個人投資家がよく利用する掲示板「レディット(Reddit)」やX、その他のSNSなどが発信元となり爆発的に流行る銘柄の事です。
ネットを介して急速に拡がり多くの個人投資家が投資する事により短期間で株価が急騰する特徴があります。
🟦ミーム株として有名になったゲームストップ騒動
今回、爆騰の再来か?と注目をされているゲームストップ(GME)は2021年1月におきた「ゲームストップ騒動」によって、ミーム株として世間に浸透しました。
🎮「ゲームストップ騒動」🎮
実店舗でのゲーム販売がメインだったゲーム小売りチェーンのゲームストップは、ネット販売が普及するにすれ業績も低迷していました。
そこに目を付けたのが一部の大手ヘッジファンドです。
一部の大手ヘッジファンドは2021年1月にゲームストップに対して大量の空売りを仕掛けました。
ヘッジファンドとしては、この先もネットの普及により実店舗の売り上げはどんどん下がっていくだろうと予想したんでしょうね。
通常であれば、ヘッジファンドの読み通り事が進んでいたと思うのですが、そこに思わぬ伏兵が現れました。
それが個人投資家です。
個人投資家はアメリカで有名な掲示板「レディット」などで情報共有をしながら、ゲームストップ株に大量の買い注文を入れていきます。
個人投資家の買いはSNSでよって更に拡がりを見せ、買いが買いを呼ぶ流れとなり大きな資金がゲームストップに流れ込みます。
そうなると、ヘッジファンドが一気にピンチに陥ります。
株価が下落する事を想定して大量の売りを仕掛けていたのに、反対に株価は急騰。
「これはイカン!」という事で、大量に仕掛けた売り玉を手放すしかなく、今度は大量の買い戻しを行います。
個人投資家の買い、そこに機関の大量の買い戻しが加わり、株価は更に急騰!
2021年1月の始値が4.75ドルだったゲームストップ株は1月28日の高値120.75ドルに一時達するまで爆騰しました。
何と株価25倍以上です。
買いが買いを呼び、お祭り状態となっている時にはアップルの売買代金をも上回っていました。
個人投資家はスマホ専業証券の「ロビンフッド」などを使い大量の買い注文を行っていたのですが、1月28日にロビンフットが買い注文の受付を停止しました。
それを機に、ゲームストップ株は一気に下落。
この一連の流れが「ゲームストップ騒動」です。
この騒動で米ヘッジファンド「メルビン・キャピタル」が破産に追い込まれたりするなど、個人投資家がヘッジファンドに勝った事例として大きく報道されました。
🟦ゲームストップ再爆騰か!?
ゲームストップが再び注目を集めているのは、2021年の「ゲームストップ騒動」の火つけ人「Roaring Kitty」のアカウント名で活動しているキース・ギル氏の何でもないような投稿がきっかけとなっています。
その投稿がこちらです。
ギル氏は、2021年6月を最後にSNS上から姿を消しており、約3年後の2024年5月13日に上記の投稿を行いました。
ゲーマーが椅子に座りなおすようなイラストですね。
このちょっと意味深な投稿をきっかけにゲームストップが最大111%上昇しました。
ミーム株に手を出すべきか?
2021年の「ゲームストップ騒動」のようにミーム株は短期間で高騰して大きな利益が狙える可能はありますが、反対にリスクも伴います。
ミーム株を手を出す前にリスクを把握しておきましょう。
🔸①.暴落のリスク
ミーム株は会社の業績や将来性などを見込んで買われている訳ではありません。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析等とは関係のない所で買われています。その為、何をきっかけに暴落するか分かりません。
業績が良い訳でも、将来性に期待されている訳でもないので落ちる時は一気に底まで落ちます。
いつ暴落してもおかしくないという非常に危うい状態の銘柄であるという事を知っておきましょう。
🔸②.今後の値動きの予想が出来ない
①の「暴落のリスク」と重複する部分もありますが、ミーム株は一般的に株価に影響を与える要因とは関係のないところで動いています。
その為、値動きの予想が出来ないです。
投資というよりも、どちらかと言えばギャンブルに近いような感じですね。
🟦今回は前回とは違う
アナリストの見解では、今回は2021年と比べて未決済ショートの規模がはるかに小さい、その為上昇規模も小さくなるだろうと指摘しています。
また、現在の米国金利は5.5%で生活費危機が進行中で金融上の決定に大きな影響を与えていると、
つまり、2021年の時のように大量の個人投資家が”買い”参加する事はないのでは?という予想ですね。
私も個人的にそう思っています。
今後上昇するとしても、前回のような爆発力のある高騰まではならないんじゃないかなと。(上昇するかも分かんないですけど...)
🟦結論
あくまで私個人の考えですが、少額での参加だったらお祭りになった時に参加している楽しみも味わえて、もし暴落しても少額なのであまり痛手ではない、という事でアリでは?と思ってます。
リアルなお祭りって、出店であまり物を買わなくても祭りの雰囲気が楽しい、みたいなのってあるじゃないですか、そんな感じで祭りの雰囲気を楽しむ参加料的な
少額だったら上がっても、下がっても損益大した事ないから意味ないのでは?という方もいると思いますが
周りで見ているだけでなく、当事者として臨場感も味わえますし。
もしくは常にチャートなど値動きを監視できる人ならワンチャン?
がっつり投資や、がっつり値動きを監視する時間のない方はおすすめしないですね。
(※実際の投資判断はご自身の責任にてお願いしますね。)
それでは、これで以上です。
またねぇ~😘😘
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